パナソニックが9月26日、ドキュメントスキャナー『Ractory KV-S1015C』と『Ractory KV-1026C』の2機種を発表しました。同社はこれまでも業務用にドキュメントスキャナーを提供していましたが、今回、初めてコンシューマー機を市場に投入したことになります。
Ractory(ラクトリー)の特徴は、本体に用意されている3つのワンプッシュボタン。専用ソフトウェア『PageManager』により、ふだんよく使う機能を各ボタンに割り振ることで、ワンプッシュでのスキャンやクラウド連携などを実現しています。
読み取り速度は、『KV-S1015C』が、モノクロ200dpi/300dpi、カラー200dpiの場合、20ppm/40ipm。カラー300dpiの場合は、13ppm/26ipmとなります。一方の『KV-1026C』は、モノクロ200dpiが30ppm/60ipm。モノクロ300dpi、カラー200dpiの場合は、20ppm/40ipm。カラー300dpiの場合は、13ppm/26ipmとなります。
また、“アクティブリタードローラー”による重送やページ入れ替えの防止や、左右独立回転給紙ローラーによるジャム防止など、安定した給紙を実現している点も大きな特徴。ストレートな構造により、薄紙から厚紙まで読み取れるとしています。
クラウド連携機能としては、PageManagerを介し、Google DocsやEvernoteへの転送が可能。PageManagerの“Scan Jobs”設定で好みのワンプッシュボタンに割り振れます。スマホとの連携は、Ractoryでスキャンした書類をUSB経由でPCに転送、スマホと同期することで書類を持ち運べるというもの。スキャンした書類をいつでも手軽にスマホで見られるというのは便利ですね。
予想実売価格は『Ractory KV-S1015C』が4万円前後、『Ractory KV-1026C』が5万5千円前後。発売は11月16日の予定です。
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