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フルHD液晶、GPU搭載の実用性重視ウルトラブック『ZENBOOK UX32VD』

2012年09月20日 12時30分更新

『ZENBOOK UX32VD』
●ASUSTeK(関連サイト)
●実売価格 11万9800円

フルHD液晶、GPU搭載の実用性重視モデル『ZENBOOK UX32VD』

 

 

フルHD液晶、GPU搭載の実用性重視モデル『ZENBOOK UX32VD』

↑左側面はUSB3.0とSDカードスロット。右側面のUSB3.0×2は、左ポート限定で電源オフ時でも携帯デバイスの充電ができる。ほか、HDMI、D-Sub15ピン(mini-VGA端子)を搭載。


■専用キーで輝度の調整が可能

フルHD液晶、GPU搭載の実用性重視モデル『ZENBOOK UX32VD』

↑3段階で輝度の調整が可能なバックライト付きキーボード。キーピッチは19ミリ。


■標準的な3Dゲームも簡易描画なら快適に遊べる

フルHD液晶、GPU搭載の実用性重視モデル『ZENBOOK UX32VD』

↑2000以上で標準的な動作、5000以上で快適な動作が可能。内蔵グラフィックのUX31Aでは少しもたつくシーンもあったが、UX32VDでは滑らかに表示できた。
※1 1920×1080のフル画面表示で、簡易描画設定を1にしたときのスコアー。


GPUを搭載しながら薄さと軽さは堅持

 天板にほどこされた、スピンメタル加工による円形のヘアラインが印象的なZENBOOKシリーズの最新作。薄さ、軽さといったウルトラブックの特徴を有しながら、グラフィックに『GeForce GT620M』、ストレージに24GBのSSDと500GBのHDDを採用し、性能を強化したモデルだ。
 GPUを搭載したことで気になるのが厚さだ。デザインは、パームレスト下まで同じ厚みで、そこから急激に絞られたほぼフラットな形。確かに最薄部分は、先に登場している『UX31A』よりも増しているが、最厚部は同じため厚みを感じない。重量も同液晶を搭載した今夏のウルトラブックと同等とGPU搭載による質量増を感じない。

 

拡張性とオフィス搭載でビジネス用途にも使える

 アスースとしては、ローエンドながら単独のGPUを搭載したことで、CPU内蔵モデルよりも動画をより快適に視聴できるようにする狙いがある。実測してみると、PSO2のベンチマークで『UX31A』の約2倍の数値を計測。簡易モードならば高負荷なゲームも遊べる性能があるため、ウルトラブックが欲しいがときどきゲームをやりたい人にもおすすめできる。
 ストレージはHDDをメインに、高速化用のSSDを搭載。メインストレージがSSDのUX31Aが約20秒で起動したのに対し、UX32VDは約26秒と、6秒の遅れで済んだ。
 インターフェースはUSB3.0が1ポート追加された計3基のほか、HDMIを搭載。D‐Sub15ピン出力アダプターやUSB接続のLANアダプターも付属し、ビジネス用途で外に持ち出す人でも安心な外部ポートがそろっている。UX31Aはキングオフィスだったが、MSオフィスを搭載して12万円と価格面も優れている。あえて500GBのHDDを内蔵したことで、自宅では動画やゲームを入れて楽しめ、ビジネス用途として持ち出したい人の要求にも応えられる1台だ。

SPEC
CPU Core i7-3517U(1.9GHz)
メモリー 4GB(最大4GB)
グラフィック Intel HD Graphics 4000、GeForce GT620M
ストレージ SSD(24GB)+HDD(500GB)
液晶ディスプレー 13.3インチ(1920×1080ドット)
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×3、mini-VGA、HDMI、SDカードスロットほか
バッテリー駆動時間 約5.5時間(公称値)
OS Windows7 Home Premium(64ビット)
サイズ/重量 325.6(W)×223(D)×18(H)mm/約1.4kg

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