9月18日、東京の内田洋行ユビキタス協創広場CANVASにて「Windows 8登場前夜 新しいユーザー体験がもたらすビジネスチャンス」というMEDIVERSE(一般社団法人メディア事業開発会議)主催のセミナーが開催された。
セミナーはアスキー総合研究所所長 遠藤諭氏がナビゲーターを務め、Windows 8の登場によりオフィス環境やアプリ、モバイルコンピューティングはどのように変わるのか、各界のキーマンに話をうかがうという内容の2部構成で進められた。
第一部は、iOSやAndroid、Windows 8アプリを同時に開発できる「Monaca」を公開しているアシアル株式会社 代表取締役 田中正裕氏、オフィスのデジタル活用を推進している株式会社内田洋行 ネットワークテクニカルセンター部 部長 村田義篤氏が登壇。
↑写真左から、アシアル株式会社 田中正裕氏、株式会社内田洋行 村田義篤氏。 |
↑田中氏はHTML5をベースにしたモバイルアプリ開発環境「Monaca」について説明。ひとつのコンテンツをiOSやWindows 8向けにいちどに開発提供できるシステムだ。 |
↑村田氏はWindows 8のモダンスタイルUIを利用した社内SNSサービスや、タブレットの活用法について説明してくれた。 |
Windows 8になることでウェブアプリだけではなく、アプリストアでのアプリ提供が可能になりAndroidのようなアプリビジネスのチャンスが生まれ、タブレットにもWindows 8を搭載することでクラウドサービスを利用、営業の人も外出先で十分に仕事をこなすことができるという。
第二部は、マイクロソフトディベロップメント株式会社 代表取締役社長 加治佐俊一氏、ヤマハ株式会社 yamaha+推進室 Y2-Project 企画担当技師 杉井清久氏の2名が登壇。
まず最初に、Windows 8版ボーカロイドについて杉井氏が説明。「Windows 8のモダンスタイルUIを活用することで、これまでと全然違うボーカロイドができそう」とWindows 8向けボーカロイドの構想について話してくれた。
加治佐氏は「マイクロソフトのテクノロジーの将来」について説明。PC、タブレット、スマホとそれぞれのシーンで最適なデバイスをストレスなく同期して使える環境や「最後は人と人とのコミュニケーションをシームレスにしていく」と、Windows OSの将来について説明した。
↑写真左からヤマハ株式会社 杉井氏、マイクロソフトディベロップメント株式会社 加治佐氏。 |
↑杉井氏は、モダンスタイルUIに移植したVOCALOID3について、それについて書かれた週アスPLUS記事を紹介しながら説明していた。 |
↑加治佐氏はWindows OSの技術的進化が今後どのような方向に向かっていくのか、デバイス、UIやクラウドといった観点から解説。 |
●関連サイト
MEDIVERSE
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