週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

高感度広ダイナミックレンジ『α99』発表 ソニーのフルサイズ一眼

2012年09月12日 13時06分更新

 ソニーは、フルサイズセンサーの新しいデジタル一眼レフカメラを発表した。

『α99』
●予想実売価格 30万円前後(ボディーのみ)
●10月末発売予定

A99

 有効画素数が2430万画素、自社で新開発の35mmフルサイズ“Exmor”CMOSセンサーを搭載。常用ISOは100-25600。画素を低背化することでより光が取り込めるようになり、さらに画素あたりの受光部を拡大して感度アップ。さらに、光を多く通す“多点分離ローパスフィルター”と、ソニーの最新技術を搭載する。

 ソニーは2008年にフルサイズ機『α900』を発売しているが、新開発のCMOSセンサーにより、飽和信号量が約2.3倍、F5.6での感度比較では約1.5倍、さらにランダムノイズに関しては半減と、感度とダイナミックレンジが大幅に進化している。

A99
↑新開発のフルサイズセンサー。
A99
↑レンズを外した正面から。

 多点分離光学ローパスフィルターに関しては、ソニーが放送用のハイエンド業務機に搭載する技術を応用したもの。モアレや偽色を低減しつつ、高解像感を保つという難しい両立を実現している。

 さらに画像処理エンジン“BIONZ”も新開発。BIONZと新搭載する“フロントエンドLSI”との連携により、夜空などの高感度撮影時に、夜空はノイズを除去してスッキリ、光をまとった建造物はコントラストを上げてクッキリと、画像の特徴をエリアごとで判別して処理するなど、画像データの高速処理と高画質を実現している。

A99
↑14bit RAW出力にも対応。

 そして、半透過ミラーを使うソニーならではの機能“デュアルAFシステム”を搭載。高速で高精度な位相差AFセンサー19点と、102点の像面位相差AFセンサーを同時作動させるというシロモノ。縦&横だけでなく、奥行き方向にも強く、狙った被写体を逃さないしくみだ。最高約6コマでAF追随連写が可能となる。

A99

 また、ファインダーには有機ELの“XGA OLED Tru-Finder”を搭載。

A99
↑露出やピクチャーエフェクトを撮影前に確認することが可能。

 光学パーツの仕様を見直し、新設計のものへと進化しており、ボケ像まで忠実に再現するほか、ピント拡大や水準器で撮影をアシスト。さらに、夕景など色温度が出やすい画面でも、周辺の色環境に近づける“ファインダー色温度調整機能”を新たに搭載。

 ここまでハイエンドだと、触ってみたい~! と思う人も多いはず。そんな人たちに朗報が!

 ソニーは9月13日から全国7都市のソニービル、ソニーストアでユーザー体験会を実施。日程や開催地などの詳細は下記リンクをクリックすべし!

●関連サイト
ソニー『α』公式サイト

 

 

Amazonで購入

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります