サムスンは今回、IFA2012で発表したWindows 8の新製品のほかに、コンセプトモデルを多数ブースの隅で展示していた。
その中にはすでに稼働するものもあり、驚きのWQHD(2560×1440ドット)の13インチディスプレーのノートPC『New SERIES 9 WQHD』というマシンが含まれていた。まさに、まるでRetina MacBook Pro。デスクトップモードでは文字やアイコンが小さすぎて使いづらい。タスクのアイコンの小ささにかなりびびる。
Googleマップを表示したところ、通りまでしっかり描かれているのに、ベルリン中心全域が表示。週アスPLUSを開いてみたところ、アクセスが遅く右カラムが表示できなかったが、全画面にしたら画面があまりまくり。これはウェブデザイナー泣かせのディスプレーだ。
ボディーは同社のハイエンドモバイルPC『New SERIES 9』の13インチモデルで、液晶ディスプレーのパネルのみが1600×900ドットのものから2560×1440ドットに変更されている。パネルの詳細についてはまったく教えてもらえなかった。
展示品ではこのような表示になっていたが、解像度と画面に最適化するWindows 8の新しいUIでは、高精細な液晶をフルに楽しめる。
サムスンはアップルへRetinaディスプレーのパネルを供給しているメーカーのひとつでもあることから、自社で開発する技術力はあると思うが、ここでは“自社製”とも教えてもらえなかった。コンセプトモデルなので、発売予定や今後の製品プランなども計画がないという。しかし、13インチという実用的なサイズだからスグにでも欲しい。
さらに隣には同じディスプレーパネルを採用した天板面にもディスプレーが付いた開発名『Dual Display』が設置。天板面と表面に2560×1440ドットのディスプレーが2枚付いている驚きのマシンだ。両面ディスプレーはすでにASUSの『TAICHI』があるが、これは解像度ではるかに上回っている。
天板面のディスプレーはタッチパネル式で、閉じればタブレットとして使える。こちらもパネルの詳細は同様に教えてもらえなかったが、2枚付けているのでもし販売するとしても価格はすごいことになるんじゃないかと説明していた。
ゲームもタッチで操作できる。天板面は光沢があるがこれはタッチパネルだからであって、両面とも非光沢液晶となる。こちらも『New SERIES 9 WQHD』と同様に製品化の予定などは未定。実際に触った感じでも完成度は高く、すぐにでも製品として通用しそうだ。
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IFA2012
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