週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ホントはもっと使えるかも?GoogleDrive“満タン”の落とし穴

2012年09月03日 18時00分更新

 5GBが無料で利用できるクラウドサービスのグーグルドライブだが、使っているとすぐに容量がなくなる。で、どうしてだろうと思ってみたら……ごみ箱機能がありました。あれ? 知ってた? 知らなかったの私だけ?

 私の場合、作業中のファイルをグーグルドライブで共有していて、家でも作業できる状態にしていたんだけど、基本的にウェブでは管理せず、ウィンドウズのアプリケーションを利用して、フォルダーで同期させていた。ところが、作業の終了したファイルは会社のPCのローカルに移動して容量を確保させる努力をしていたのだが、だんだんと容量を圧迫。しまいには「容量が足りないから容量増やさない?」メッセージが表示されるように。

 おかしいなぁと思って久しぶりにウェブ経由でアクセス。よくみたら“ごみ箱”がありました! で中身を見てみたら大量の削除済みファイルががが! ネットワークドライブは、ごみ箱機能がないので、削除したら即消されると思っていたら、グーグルドライブはごみ箱管理していたんだね。

アプリを使って同期
googleDrive
同期するフォルダーができて、ここに入れれば自動的に同期される。
設定にはごみ箱の話はない
googleDrive
設定を見てもごみ箱に関する設定は一切無し。ここからごみ箱削除とかできるといいな。

 で、ごみ箱機能があること自体は悪いことではないので、めんどうだけどその都度削除すれば容量が回復するのでいいのだが、問題点がひとつ。実はフォルダー上で作業していると、ついついローカル的になってくる。ローカル上ではファイルを移動してもごみ箱には移動しない。しかし、クラウド上にあるドライブは、削除された扱いになるわけで、どんどん移動したファイルがごみ箱にたまっていくのだ。

 さらに、使っているファイルを開くと、アプリケーションによっては同じフォルダーに一時ファイルをつくる。同期しているフォルダーでファイルを開いたときも、もちろんつくられるワケで、それも同期されてアップされる。そして、ファイルを閉じれば自動的に削除されるが、削除したことも同期され、ごみ箱へ移動するのだ。ファイルを移動するよりは、微々たるものかもしれないが、そんなに使っていないと思っていても、ファイルを編集するたびに容量が圧迫されてしまうのだ。

ウェブからドライブへアクセス
googleDrive
最初アクセスするとごみ箱のフォルダーが見えない。“展開”をクリックするとある。
一時ファイルもごみ箱へ
googleDrive
アプリの一時ファイルがごみ箱にたまっていく。結構これで容量を圧迫していく。定期的に“ごみ箱を空に”だ。

 一時ファイルを別のフォルダーや同期しないように設定できればいいのだが、アプリケーションによってはできないし、グーグルドライブでも設定はない。かといって、いちいち編集するたびに別のフォルダーへ移動するのもめんどう。う~ん、しばらくはこまめにチェックするしかないのかな。ごみ箱のオプションでごみ箱機能を使わないとか、削除するまでの日数を指定できる(現状は30日)とかできればいいのだが……。

 容量がひっ迫してきたなと思ったら、ごみ箱の確認を!

ウェブでの設定にもなし
googleDrive
ごみ箱に関する設定はない。実はココの保存容量の部分でごみ箱の存在を知った!

■関連サイト
グーグルドライブ

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります