GA-Z77X-UD5H |
実売価格1万8000円前後 |
SPEC |
OCマザーボードは低発熱と安定性で選ぶ
ゲーミングPCに重要なのが、高い性能と安定性の両立だ。特に最新タイトルでは、PCの性能が高いほど快適なプレー環境となる。そうした性能追求の一助となるのがCPUのオーバークロック(OC)だ。
インテルZ77搭載マザーボードとKシリーズCPUの組み合わせでは、CPUの内部倍率変更による柔軟なOCが可能となるが、その際に問題となるのが安定性。OC状態はCPUやマザーボードから発生する熱が増大し、流れる電流も増える。そのため、マザーボードがヤワなら、安定したOCは望めない。
そんなOCを安心かつ手軽にできるマザーボードが『GA-Z77X-UD5H』だ。ポイントは電源部の『オールデジタルエンジン』。これは、CPU、メモリーなどが要求する電源を安定供給しつつ、発熱や無駄な電力を抑える最新設計だ。
さらにギガバイトがこだわりを持つ高耐久性設計“Ultra Durable 4”も搭載。一般的なマザーの倍となる2オンス厚の銅箔層の採用で、余計な発熱につながる電流ロスを最小限に防ぎ、湿気や静電気や瞬間的な停電というトラブルにも強い設計だ。
また、付属ソフト『EasyTune 6』もOCを後押し。さらに、OC設定を使い分けできる“Dual UEFI”は、トラブル時にもUEFIが自動復旧する優れもの。コアi7-3770K(定格3.5GHz)と水冷CPUクーラーで自動OCを試すと、なんと約4.7GHzで1時間30分の負荷テストもラクにクリアーする高い安定性を見せた。手軽かつ安定したOCが可能な本機は、間違いなくパワーゲーマーのための良いパートナーとなるはずだ。
■CHECK POINT
高耐久と低発熱設計で安定性が高い
ギガバイト独自の高耐久設計"Ultra Durable 4"や低発熱部品の採用で、オーバークロック状態でも安定性を確保。
付属ソフトで簡単にオーバークロック
強力な自動設定機能を備える付属ソフト『EasyTune 6』を使うと、難しいオーバークロック(OC)も簡単かつ確実に設定可能。
“Dual UEFI”で安心OCテスト
マザーのスイッチで2つのUEFIを切替可能。片方を通常設定、もう一方をOC専用にすれば、安心してOCが試せる。
↑CPU電源部(VRD)で電圧変換を行なうパーツ『MOSFET』に、消費電力と発熱の低い“低RDS(on)”タイプを採用し、安定性と長寿命を両立する。 |
↑付属の『EasyTune 6』は、英語表示ながら見やすい画面設定でOCが可能だ。マニュアル設定も可能だが、自動設定機能でもかなり上がる。 |
↑コアi7-3770Kと水冷CPUクーラーを組み合わせて『OCCT』で超高負荷テスト。104.3MHz×45=4.694GHzで1時間30分以上安定する優秀な結果を残した。 |
●関連サイト
ギガバイト
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