ビジネスアイデアにも関係しそうなデジガジェを見つけた。セガが出している男性用小便器ゲーム機『トイレッツ』である。
名前を聞いて「何じゃそりゃ?」と思った人、商品の内容を聞いて驚くなかれ。赤外線センサーとスピードセンサーを搭載して、小便の勢いや量によってゲームが進行するというトンデモ商品なのである。
そのお値段、本体が14万円でソフトが1万円。男性用小便器がある家庭って世の中にどんだけあんの? このために設置するモノ好きとかもいそうな予感。逆に洋式便器で座りションをすればゲームができるようにすると、掃除が楽になり主婦(夫)がよろこぶかも(笑)。
ちなみに、先日「アダルトサイトのアフィリエイトアドレスを、パチンコ店のトイレなどに記載して66万円を稼いでいた男が逮捕された」ということに絡めて、メルマガにビジネスモデルを書いた。しかし、この方法はトイレの持ち主から了解が得られれば合法で、有効な広告手段である。ちなみに、トイレッツは既に飲食店などで使用され、おすすめメニューの表示などをしているのだとか。ネット通信機能もそなえているようなので、ウェブ経由で広告の差し替えも簡単だ。
男性用小便器で用を足すときに視界に入ってくるものは少ない。ゲーム性も兼ね備えていることを考えれば、下手な街頭や駅構内の広告よりも、その効果は高いと思うのだが……。
■今週のガジェット■
『トイレッツ』
便器に取りつけたスピードセンサーで、尿の速度を測定し、ゲームと連動するシステム。セットの12.1インチ液晶に、店オリジナルの広告を表示させることも可能。
トイレッツのゲーム。“尿”をテーマにしたクイズなどのゲームが用意されている。
発売:セガ(関連サイト)
価格:本体14万円、ソフト1万円 ※1台購入の場合
■今週の近況■
目のサイボーグ化による失明治療が成功したと話題になったが、実は以前にも画素数は少ないが、このような治療が実施されている。そのうち視神経だけでなく、視覚の認識野にも直接接続され、眼鏡型機材からワイヤレスで視界の情報を送信する時代がくるだろう。
※この連載は週刊アスキー2012年7月3日号(6月19日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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