携帯電話愛好家のジャイアン鈴木です。サムスン『GALAXY S III』の購入をすでに決めているのですが、ゲットできるまでヒマなので、前回のXiaomi『MiOne』に引き続き、K-Touch『W806』を愛でることにしました。
K-Touch『W806』 |
K-Touch『W806』は、独自開発の『AliOS』を搭載した、いわゆる中華スマートフォンです。
独自開発の『AliOS』を搭載 |
『AliOS』はクラウド環境での利用を前提としており、『Cloud Note』、『Cloud Mail』などクラウド対応アプリがプリインストールされています。
クラウド対応アプリをプリインストール |
クラウド対応アプリ利用には要登録 |
クラウド対応アプリを試してみようと思いましたが、中華スマホにいきなりメールアカウントを入れられるほどチャレンジャーでもタフガイでもないので、アカウント作成は無軌道な若者・ACCNにまかせることにします。
『AliOS』第2の特徴が、Android用アプリケーションが動作すること。と言うか、私にはAndroid OSに独自シェルをかぶせて、「これがクラウド時代の新世代OS『AliOS』である!」とぶちあげているようにしか見えないのですが、それはさておきOSとソフトウェアの全体としての完成度はなかなかです。
docomo Palette UIよりイカスホーム画面 |
音楽プレーヤーも秀逸のデキ |
K-Touch『W806』のホーム画面は、非常に控えめに言っても某キャリアのホーム画面アプリよりイカしており、また音楽プレーヤーも標準で歌詞表示可能で、歌詞をスクロールしての頭出しに対応しているなど、日本メーカー顔負けの充実ぶりです。
Android用アプリが動作 |
日本語入力『Simeji』を使える |
また前述のとおり、Android用アプリケーションが動作するおかげで、『Angry Birds』はシリーズで遊べますし、日本語入力『Simeji』を利用できちゃいます。Android標準のマーケットが入っていないのが残念ですけど……。
『root取ればなんだってできるさ!』なーんて無法者的発言がACCNから飛び出しましたが、root取らなくても常用スマホとして利用できなくはないですね。
で、ハードウェア的にも“中華スマホ”という言葉から受けるイメージからは程遠い、非常にいい質感を演出しています。
前面 |
背面 |
上面・右側面 |
下面・左側面 |
一見背面ジャケットをかぶせているように見えますが、実は端末のボディーそのものである……というのが、デザイン的なポイント。私は少しスポーツ仕様的な軽快なイメージを受けました。
さて、今回、中華スマホはデザインや機能だけレベルアップしているのではなく、ユーザー体験を演出する段階にまで来ていると感じました。
写真撮影したらビューン! |
たとえばカメラアプリで撮影すると、撮ったばかりの写真が右上に飛んで消えていくエフェクトが入るんですね。
「だからどうした?」と思われるかもしれませんが、少なくとも2~3年前の中華スマホは、吊しのAndroid OSをそのまま使っているのが当たり前だったわけです。
中華スマホが的確な模倣を積み上げたとき、世界を席巻する端末が生まれてきても不思議ではありません。
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W806
メーカー:K-Touch
メーカー公式サイト
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