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近未来的な教育環境が実現!? 教育ITソリューションEXPOに行ってきた

2012年05月18日 14時00分更新

kyouiku_IT

 5月16日から18日の3日間、東京ビッグサイトにて教育関連企業向けのIT展、『教育ITソリューションEXPO』が開催中です。
 今回も、いろいろなブースを回ってきたので、おもしろいと思ったところを紹介します。


■システムディ

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 最初に向かったのは、こちらの会社システムディ。クラウドを利用した、校務支援サービス『School Engine』を展示していました。School Engineは3つのサービス『te@cher navi』、『milim』、『じんじん』から成り立っています。

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 校務支援サービスである『te@cher navi』では、生徒の出欠や成績の管理などがウェブブラウザー上で一元管理できます。メニューは、上画面のようにわかりやすく項目で分かれています。児童や生徒の個人情報は専用のデータセンターで管理されているのでセキュリティー面に関しても安心です。
 

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 学校専用のグループウェア『milim』です。スケジュール管理や施設予約、掲示板による情報のやり取りなど情報共有に特化したサービスです。上画面に出ているポータルページでは、学校での日常業務に関する最新情報を表示しています。
 そして、迅速に一斉配信が可能なメール連絡網が『じんじん』です。PTA会議、授業参観などの学校行事への参加者名簿作成、欠席届の連絡もメールで実現できるサービスです。
 これらのサービスは、全国の学校ですでに導入されはじめているそうです。今後の教育環境は、さらに変化していくのでしょうね。

 

■SAXA

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 次に向かったのは、SAXAのブース。こちらでは、タブレットを使ったペーパーレスの授業が実現できるといいます。
 上の画面は、iPadを使った出席簿システム。サーバーに、学籍情報や座席マップを登録することで、iPadだけで出席がとれるというものです。出席簿を実際に持って鉛筆でチェックを入れていたころからすれば、かなり進歩していますね。同時に少し寂しい気もします。

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 そして、こちらは教師がプリントを配布しないで済む画期的なシステム『SAXA Communication system for iPad』です。学校での授業支援のほかに、企業での会議などに使用されることを想定しているそうです。
 たとえばPDFファイルを親のiPadで見ると、登録してある子のiPadと閲覧共有ができます。このように、親のiPadが別のページを開くと、子はそのページに自動的に移動。親が拡大や縮小などのアクションを起こすと、子にもそれが反映されるのです。

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 関係ないページを見ている生徒が、突然ページ移動されてびっくりする。そんなシチュエーションが頭に浮かびました。

 

■富士電機ITソリューション

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 クラウド型の校務支援サービス『スマート職員室』という名前につられて富士電機ITソリューションのブースへ行ってみました。
 スマート職員室では、データセンターで生徒の成績や出欠などの情報を管理できます。

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 グループウェアでは、職員室の黒板スケジュールのような感覚で情報を書き込め、共有できます。

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 校務支援メニューも項目が分かれており、わかりやすくなってますね。専用コールセンターもあって、PCの苦手な教師にも安心です。

 

■富士通ネットワークソリューションズ

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 富士通ネットワークソリューションズのブースでは、少し変わったシステムの展示がありました。

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 休日、家にいるとき、突然の仕事が入る。でも、資料は会社のPC――。そして結局、休日出勤するハメに……ということがなくなります!!

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 上の写真のモバイルオフィスゲートウェイが会社のPCを起動させ、自宅のPCからリモート操作が行なえます。欲しいファイルをメールで送信すればいいということです。逆に、オフィスにいるときに自宅のファイルが欲しくなったらモバらくだヘンシンUSBが、自宅のPCを電源オン。仮想OSが立ち上がってリモート操作ができるんです。
 セキュリティー面が気になると思いますが、USBで仮想OSを立ち上げているので、USBには重要なデータが入らなく、仮想OS起動中は外部リモート操作以外のアクションが起こせないので安心です。

 

■サイバーフロント

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 次に行こうと思っていた会社のブースへ向かう途中で、なにかどこかで見たことがある社名が……と思って近づいてみると、なんだかおもしろいソフトが。
 こちらは、サイバーフロントのブース。本来はゲーム会社なのですが、ここではアニメをつくる授業を提案しているとのこと。

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 これは、簡単にフラッシュアニメが作成できるというソフト『かんたんWebアニメーション3』です。アニメはもちろん、アルバムやゲームもつくれるそうですよ。

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 実際に少し触ってみました。テンプレートとなる素材を出して、アクションを指定、終点を設定するとそのアクションを実際に行ないながら終点まで移動します。たしかに、これなら生徒でもPCの苦手な教師でもアニメがつくれますね!

 

■X6D LTD XPAND 3D(キプロス)

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 教育環境に3Dを取り入れようとしているX6D LTD XPAND 3D(キプロス)のブースへやってきました。
 周囲が明るすぎて薄いのですが、プロジェクターから映し出された3Dの映像です。医療関係の大学などに導入できれば、より詳しく人体について学べますね。海外では3D教育の実績があるようですが、日本の教育環境に3Dは珍しいようで、前日のブースも盛り上がったそうです。

 

■PLUS

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 次に向かったのは、シート型の電子黒板『UPIC』を展示していたPLUSのブースです。
 ホワイトボードにマグネットで張り付けて使用できます。シート自体には、位置がわかる特殊な情報が埋め込まれているそうで、デジタルペンがペン先に付いているカメラで位置を確定します。液晶ペンタブレットのように直接書き込めます。専用のコマンドシートを使えば、シート上のツールバーを使わなくても、ペンを変えたりできるとのこと。

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 こちらの巨大な72インチシートは、13万4400円(税込)で販売中だそうです。56インチは一式10万円を切るリーズナブルな値段で提供されています。

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 こちらのボードは『UPIC Notepad』です。ワイヤレスでPCと接続できるので、移動しながらシートに書き込みもできます。

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 UPIC Notepadよりさらに小さいボード、『UPIC CoCo』もあります。さらにサイズが小さく持ち運びも楽ですよね。両者ともツールバーが付属しています。
 イラストレーターの方がこれを使ってイラストを描いたらスゴイ迫力になりそうですね。

 

■ソニービジネスソリューション

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 最後に向かったのは、ソニービジネスソリューションのブースです。こちらでは、学内や社内で使えるプラットフォーム『OPSIGATE』が展示されていました。
 講義を受けそびれた。学校行事の映像を見たい。なんてときも、動画に残っていれば学内ネットワークで配信でき、加えてドキュメントファイルも配信できるサービスです。PCやタブレット、スマートフォン、さらにテレビと、さまざまな端末を使い、オンデマンド配信やライブ中継で観られます。

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 動画として配信する講義の収録を、ミニチュアを使って説明。

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 こんな感じに映ります。さらに、PCに映っている画像が作業スペースに映り込み、ひとつの映像として収録されます。

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 ちょっと前までは、「学校でPCをひとり1台に」と言っていましたが、今後は「タブレットをひとり1台」という時代になっていくんだろうなぁと、教育業界の進化をしみじみと感じる1日でした。

■関連サイト
第3回教育ITソリューションEXPO

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