最近は白物家電も多機能化の時代。今回紹介する炊飯器もそのひとつだ。15年も同じ炊飯器を使い続けてきた自分としては理解しがたい感じである。
何ができるかというと、レシピにあわせた調理設定が可能。これだけなら最近の炊飯器と同様だが、その方法が違う! 炊飯器の前に行って操作ボタンを押さなくていいのだ。
では、どうやるのか?
スマホである。フェリカ搭載のアンドロイドスマホに専用のアプリをダウンロード。レシピを検索して選択し、炊飯器にタッチする。レシピは、『クックパッド』のように材料やタイトルから検索でき、お米の種類や炊き方、炊き上がり時間の設定などもアプリ経由でできるようだ。
しかし、“スマホでタッチ”というのが、ガラパゴス家電的発想だ。専用アプリがあるのだから、他の方法も考えてほしいところ。たとえば、炊飯器のコントローラーそのものをスマホのアプリでつくり、スマホがないと動かないくらいのものもありかと思ってしまう。もしくは、ネット経由での遠隔操作ができるようにするとか。今や体重計も、ネットに接続してデータをクラウドに保存・管理してくれる時代なのだから、そのくらいはできるだろう。
こういうアプリにウィルスとかが出てきて、炊き上がりをメチャクチャにしたらウケるな。まぁ、そんなウィルスをつくっても誰も得しないので、やる奴はいないだろうけど(笑)。
■今週のガジェット■
『スチームIHジャー炊飯器
SR-SX2シリーズ』
一粒ずつに均一に熱を伝える独自の炊き技“大火力おどり炊き”を搭載したスチームIHジャー炊飯器。炊飯容量0.09~1.0Lと0.18~1.8Lの2モデルが用意されている。内側は耐久性の高いダイヤモンド、外側は断熱・保温効果のある金粉いりの金色塗装。
発売 パナソニック(関連サイト)
発売日 6月1日発売予定
実売予想価格 9万5000円前後
■今週の近況■
アップルが1995年以来17年ぶりの配当をし、自社株買いプログラムを開始。ついに急成長が続かないことを、会社が認めたということだろう。なんせ世界一の時価総額だからな。今後、アップルは〝普通の会社〞となっていくだろう。唯我独尊のカリスマが不在になったから。
※この連載は週刊アスキー2012年5月29日号(5月15日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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