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Android版Evernoteで動画アップが可能に ※ただしドコモに限る

2012年05月18日 08時00分更新

 Evernoteのフィル・リービンCEOが来日し、事業戦略説明会を開催した。先日、アップデートのあったAndroidアプリのバージョン4.0について説明した。

Evernote for Android

『Evernote for Android』のバージョン4.0ではデザインを刷新。ホーム画面が新しくなり、作成ボタンが大きくなり使いやすくなった。ノートの閲覧時は、メニューが隠れるようになり、閲覧に集中できる。位置情報サービスも追加し、どこでノートを作成したかわかるようになった。このあたりはiPhone版の機能に追いついた。

Evernote for Android
Evernote for Android

 日本のみの新機能として、ドコモユーザーに向けて動画ノートの作成を追加した。今回、ドコモユーザーのみに絞ったのは、動画のアップロードには高品質のネットワークが必要なためキャリアとの事前検証が必須、ドコモとの関係からテストがしっかりできたとした。この日、NTTドコモ本体からも出資を受けたとも発表し、深いつながりをアピール。動画ノート作成機能は今後、数ヵ月の間にほかのキャリアの有償ユーザーにも提供する予定だ。

Evernote for Android

 また今後のEvernoteのアップデートについては、現在の共有機能に不満を感じているといい、小人数の中でコラボできるよう、共有機能の強化を今年の後半に予定するとした。ビジネス向けのEvernoteも強化していく。

Evernote for Android

 そのほか、5月には中国でサービスを開始。Evernoteという名称は使わず、“印象筆記”という名称で、独立専門のサービスとなる。また、先日iPad向けの手書きアプリ『Penultimate』を買収したことについても言及。Penultimateは有償アプリの4位にランクインしたこともある人気のアプリだ。Evernoteへの取り込みはこれからだが、今後、日本語手書き能力の性能も調整していきたいという。

Evernote for Android

 プラットフォームでは、現在API連携している、サードパーティーのサービスは1万を超えているとし、そのうち3分の1は日本のサービスと発表。最も売れている連携アプリは日本で開発されたもので、デベロッパーのコミュニティーも日本が最も活発だという。5月にはデベロッパーカンファレンスを東京、札幌、大阪の3都市で開催。また、今年も開発者コンテスト“DEV CUP”を開催。日本の開発者にも参加してほしいといい、最終選考に残ったら、カリフォルニアで投資家に紹介する予定とのこと。優勝者は8月24日に開催予定のカンファレンスで発表する。

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