auはスマホ夏モデルの発表に合わせて、月額590円の動画配信サービス『ビデオパス』を発表しました。作品数は約1000タイトル/約3000本。ライバルは『hulu』ですね。
『ビデオパス』の最大の特徴は、月額590円での人気作品の制限なし視聴に加えて、DVDレンタルと同時に配信される最新の洋画、邦画、ドラマやアニメなどが無料の“レンタルチケット”で毎月1本鑑賞できる点。レンタルチケットは有料で追加することも可能。“auスマートパス”ユーザーなら、さらに毎月数作品の無料視聴が行なえ、2週間のフリートライアルも可能。
マルチデバイスで使えるのも魅力のひとつで、Androidスマホに加えてAndroidタブレット、PC、セットトップボックス(Android搭載の製品を準備中)で視聴可能。配信時の画質は3G回線では240P、WiFiおよびWiMAX環境とPC、Macでは480Pで視聴可能。ビットレートも選択できます。
動画配信サービス選びの最大のポイントは、なんと言っても作品数の多さとジャンルの広さ。今後huluなみに普及するかどうかは、まさにここにかかっていますね!
ライバルサービスとの比較
ビデオパス | VIDEOストア | hulu | |
月額料金 | 590円 | 525円 | 980円 |
作品数 | 約1000タイトル(約3000本) | 約5000タイトル | 約550 |
対応デバイス | Androidスマホ/タブレット、PC、Android STB(予定) | Androidスマホ/タブレット | Androidスマホ/タブレット、iPhone/iPad、PC、STB |
提供方式 | ストリーミング | ストリーミング&ダウンロード | ストリーミング |
TV視聴 | HDMI接続 | HDMI接続 | 対応テレビ、PS3、Xbox 360 |
同時発表された『うたパス』は、月315円で複数ジャンルのチャンネルで配信している音楽を楽しめるほか、再生している音楽をほかのユーザーといっしょに楽しめる変わったサービスです。
ユーザーはラジオのように再生チャンネルを選んで音楽を再生しますが、チャンネルで音楽を再生しているユーザーといっしょに音楽を鑑賞可能。具体的には、ユーザーが視聴中の曲を一時停止したり、早送りすると、共有ユーザー側の音楽も一時停止や早送りされる仕様。これはおもしろい。
『うたパス』トップ画面 |
チャンネルリスト |
なお、再生中にはユーザーとのチャットも可能。再生履歴からは楽曲の購入も行なえます。
提供時期は6月中旬予定で、8月末まで“auスマートパス”会員限定で先行&情報量無料で提供されます。8月以降には、自分の趣向や再生履歴に応じてチューニングされる“マイチャンネル”機能もアップデートで提供される予定。
再生中ユーザー一覧 |
再生画面 |
楽曲を検索して音楽を聴くのではなく、ラジオのように流れる音楽とともにユーザーと交流するという新機軸の『うたパス』。好みが会うユーザーとの交流はラウンジ感覚でなかなか盛り上がりそうですね!
チャット画面 |
再生履歴から購入可能 |
先行発表された『LISMO unlimited』のiPhone版(なんとソフトバンクのiPhoneユーザーも使える!)も含めて、サービス拡充に注力するau。夏モデルスマホの数はやや少なめですが、同時に提供される新サービスでユーザーの満足度アップを狙うといったところでしょうか。特に動画配信は今後のキャリアの勢力図にも影響しそう。今後のコンテンツ数拡充が普及のカギとなりそうです。
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