最近ではすっかり定着した“女子会”ブーム。そして、ここのところジワジワと盛り上がりを見せているのがIT系の女子部活動だ。今回は、Windowsの技術に興味をもって活動している2つの“女子部”について紹介したいと思う。
↑ツイッターで「女子ランチ会気になる!」とつぶやかれていたセッション。
先月、4月25日に開催された『Windows Developer Day』のこと。実はこのとき、『IT系女子ランチ会』と称した“男子禁制“のスペシャルセッションが日本マイクロソフトの主催で開催されていた。静かな会場でホテル特製のランチとスイーツを楽しみながら、『IT女子的キャリア戦略のススメ』というキーノートを聞き、その後はテーブルで情報交換するという「女子だけズルイ!」と言われそうなセッション内容だ。でも、技術系だろうが、プログラム好きだろうが、やはり女子には、”おいしいもの“&”おしゃべり“が必要なのは間違いない!
同セッションには、『Windows女子部』、『JAZUG(Japan Windows Azure User Group)女子部』の部長たちも、部員リクルートのために参加していた。
↑キーノートは、ワークス研究所主任研究員、石原直子氏による『IT女子的キャリア戦略のススメ』。
↑スイーツは食べたいだけ食べていいのです。
Windows女子部は、“仲良く、楽しく”をテーマにWindows PhoneやWindows 8を学ぶ、を趣旨としたコミュニティーだ。これらの技術をとおして、UXを実現できるDeveloperやデザイナーになることを目標としている。
同女子部は、今年1月に発足したばかり。1月25日に開催された第1回『女子部カンファレンス』にてアナウンスが行なわれた。ちなみに同カンファレンスには、Android、iPhone、JAZUG、Linux、JAWS-UGクラウド、mongoDB女子部といった総勢225名ものIT系女子が集合していた。
Window女子部部長の椎野磨美さんは「女性Developerどうしで気軽に情報交換できる場所が欲しかった。LinuxやAndroidには女子部があるのにWindowsにはなかったので、それじゃあ自分でつくっちゃおうと思って立ち上げたんです」と話す。
現在は、毎月1回のペースで勉強会を行なっていて、参加メンバーは学生から社会人まで27名とのこと。「特にUIの部分で女子ならではの感性や発想といったものが必要とされているのではないかなと思うんです。現役Developerだけではなく、学生の方にもどんどん関わってもらいたい。みなさんの入部お待ちしています!」とのメッセージをいただいた。
一方のJAZUG女子部の発足は2010年8月。こちらは、Windows Azureを通じて、技術、交流、実ビジネスを楽しむためのコミュニティー『JAZUG』の女子部となる。
これまで『ビールと運河とAzure』と題したディナー交流会や『モトカレとイマカレに例えたAzure解説』といった勉強会など、女子部ならではのとても”ゆるふわ”な感じの活動が続いている。部長、安東沙織さんいわく「女子部員は『お嬢様』として優秀な“執事(JAZUG男性メンバー)”から大切にしてもらえます」。
たとえば「Azure管理ポータルのURLがわかんなーい」、「XXの機能ってβ版だったかなぁ?」なんて質問をツイートすると、執事から即座に返事がきたりするらしい。
女性の活躍が目覚しいとはいっても、開発チームに女性がひとり……なんて環境は珍しくない。「男性ばかりの勉強会は敷居が高いな」とか、「同じ境遇の女友達が欲しい」など、心ひそかに思っている女性がまわりにもいるかも? ということで、興味ありそうな女子がいたら、ぜひ、Windows女子部やJAZUG女子部のこと教えてあげてくださいー。
↑Windows女子部のパンフレットカワイイです。
↑JAZUG 女子部の部長が活動報告。
■関連サイト(各女子部申請窓口)
Windows女子部 Facebookグループ
JAZUG女子部
JAZUG女子部ML
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