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今年大注目のPS Vita『SOUL SACRIFICE』発表会に稲船敬二が登場

5月10日、東京国際フォーラムにて行われた、SCEのPlayStation Vita専用新作タイトル『SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス)』の発表会に行ってきました。

この『SOUL SACRIFICE』は、発表会の前日にムービーやイメージイラストが先行公開されており、どんなゲームなのか話題にもなっていましたが、今日の発表会でとうとうその片鱗が見えてきました! どんなゲームで、どんな期待ができるのかを説明していきます。

SOUL_SACRIFICE
↑エフェクトごとかっこいい!

まず、『SOUL SACRIFAICE』ですが、『PlayStation Vita』の通信機能を使った最大4人プレーが可能なアクションゲームです。プレイヤーは魔法使いとなって、仲間と共闘してさまざまな魔物と戦いクエストをこなしていく、という感じです。ただし世界観がかなり独特で、そのあたりが発表会で詳しく聞けました。

SOUL_SACRIFICE
↑異形な魔物が中央に!

イメージボードを見てみると、プレイヤーは魔法使いといっても虚弱な感じでなく筋骨隆々だったりします。お姫様だっこをされている女性は、何が起こってこうなっているのでしょうか? この先を読むと何となくわかります。

SOUL_SACRIFICE
↑意味深なイメージボード。

発表会では最初にSCE WWSプレジデント吉田修平氏が登壇して、「『SOUL SACRIFICE』は、今年SCEが最も注力しているタイトル」とアピール。

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↑まずはSCE WWSプレジデント吉田修平氏が登壇。

“魂(SOUL)を生贄・代償(SACRIFAICE)とする”と“協力ではなく共闘である”と2つのキーワードを記憶に残してほしいと発言。……なにやら奥が深そうです。

次に、本作のゲーム制作の中心人物である、稲船敬二氏が登壇。稲船氏は、『ロックマン』や『鬼武者』などを手掛けてきた敏腕クリエイターです。本作の世界観やシステムなどについて語ってくれました。

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↑続いて大物クリエーター“稲船敬二”氏が登壇。

物語は、牢獄に捕らえられたプレイヤーの前に現われた1冊の“本”から始まります。ここにある魔法使いの日記を読むことで、魔物との壮絶な戦いの記録を追体験できるのです。これがクエストですね。

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↑つくりこみ甲斐がありそうなキャラ陣。

魔法使いには、さまざまなバリエーションがあって、カスタマイズも豊富だとか! キャラクリエイトもかなり楽しめそうな予感です。

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↑人間のなれの果ての姿。先ほど公開された巨大な魔物は“ハービィ”というっぽい。

ゲームに登場する魔物は、すべて欲望のままに魔法を使い続けて、異形と化した人間のなれの果てのようです。これら独特な姿をした魔物は稲船氏が考えるリアルな魔物で、スタッフとともにこれまでの概念を打ち破る新しい個性的な魔物を考案していったようです。また、欲望の末、魔物になってしまった人間たちについても描いていくそうです。

SOUL_SACRIFICE
↑口に腕ごとつっこんでー……

そして、これが本作の最大のポイント! 生贄や代償という意味でもある“SACRIFICE”ですね。魔法使いが魔法を使うには、代償が必要なのです。それは血であったり、臓器であったり、仲間の命であったり。そのため、本作にMP(マジックポイント)という概念はありません。
 この画面写真は、体内にある何かを代償とすることで、強力な魔法を発動させるシーンです。

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↑エクスカリバー(背骨)を抜く……って斬新すぎる!

おえっと口から出てきたのは背骨です。これがエクスカリバーになります。命を賭しての魔法発動ですね。魔法を使うのにも覚悟が必要になりそう。そして、代償が大きいほど効果の大きな魔法が使えるとか。時には、人としての姿を失ってしまうこともあるらしいです。

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↑魔法の概念が変わりそうな世界観。
SOUL_SACRIFICE
↑アクションシーンはド派手!

この時点で、実機によるプレーデモ映像も流れました。仲間が倒れたときに、その仲間を生贄にして魔法を発動するかしないかの選択を迫られるシーンなどもあり、今までのゲームにはない世界を感じることができましたね。また、アクションシーン自体も、派手な魔法(?)があったり、スピード感があったりと、かなりクオリティーが高そうでした。

と、この発表会でまだまだ謎の部分が多いものの、『SOUL SACRIFICE』の片鱗が見えてきました。何かを代償にして魔法を繰り出し、仲間と共闘してさまざまな魔物たちと戦う、そんなマルチプレーアクションゲーム。仲間を犠牲にするのか救済するのか、自らの命を贄とするのか。従来のゲームにはない選択を迫られそうで、まったく新しい闇の快感を楽しむことができそうです。

最後に、稲船氏。
今ある過去につくられたファンタジーをもちろん尊敬している、そのうえで自分の解釈を加えた稲船らしいファンタジーを届けたい――。

 今冬、かつてない真実のファンタジーが楽しめそうです。

『SOUL SACRIFICEオフィシャルサイト』(関連サイト)

SOUL SACRIFICE(ソウル・サクリファイス) DATA
メーカー SCE
機種 PlayStation Vita
ジャンル リアルファンタジー共闘アクション
発売日 今冬予定
価格  未定

 

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

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