思わずなにかを手書きしたくなるiPadアプリに惚れた！

『Paper by FiftyThree』
バージョン：1.0.12
App Store価格：無料
（バージョンと価格は記事掲載時のものです）

　「手書きの最強アプリは◯◯で決まり」なーんて高をくくっていると見逃すよ。『Paper by FiftyThree』（以下、Paper）のような超絶すばらしいアプリを！

指先からインクがにじみ出ているかのような書き心地

　Paperは、超シンプルで超美しい手書きアプリ。素晴らしいのはその書き心地！ 画面をそーっとなぞると細い線が書けるし、勢いよくなぞると太く書ける。指先で書くと、まるで指先からインクがにじみ出ているかのように反応がいい。本物のペンで紙に書くよりずっと滑らか。あぁ、なんて気持ちがいいんだ！

　編集中の操作はすべてジェスチャーなのでラクチン。特に印象的なのがアンドゥ/リドゥ。2本指で任意の場所を反時計回りになぞるとアンドゥ、時計回りでリドゥができる。ほかのページに切り替えない限り、アンドゥ/リドゥは無限にできて便利。2本指でグルリと円を描くと、ページの内容を全消去できるよ。

ペンの種類は基本5種類だが買い足しも可能

　ペンの種類は全部で5種類。必要に応じ、鉛筆ふうの“Sketch”や絵筆ふうの“Color”をアプリ内から1本170円で買い足せる。だけどふつうに手書きする程度なら、最初から入っている万年筆ふうの“Draw”のみで十分楽しめますよ。

　親切なのは、ペンを買い足す前に何度でも試し書きができる点。ペン1本ごとに3種類の下絵が繰り返し再生される。あとは心ゆくまで試し書き。ていうか、こだわりかたがハンパない！

もちろんFacebookやTwitterで共有可能

　　見て見て願望も叶えてくれる。開いているページをTwitterやFacebookという2大SNSのほか、Tumblrにもワンタッチでまとめて投稿できて便利。共有先は少ないけど、開発元のサポート掲示板などを見ているとEvernoteなどとの連携を要望する声が多い。共有先は将来的にもっと増えるんじゃない？と勝手に期待。

好きな表紙デザインに

　表紙のデザインは11種類から選択できるほか、iPad内の任意の画像を貼ることも可能で一気に「自分専用の文房具感」が高まる。フォルダーで整理する機能は今のところないけど、むしろ今のままのほうが美しい表紙を眺められていいかも。

　ただし、不満がないワケじゃない。ノートやページを好きな順に並べ替えたいとか。画面に手首を押し当て、じっくり書きたいとかね。だけど、筆者のそんなちっぽけな不満を吹き飛ばすぐらいの魅力が、このPaperにはある！

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『Paper by FiftyThree』
バージョン：1.0.12
App Store価格：無料
（バージョンと価格は記事掲載時のものです）
(c) 2012 FiftyThree, Inc.
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