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うすうす液晶やすけすけ液晶に興奮 LGプレスツアーレポ(前編)

2012年04月27日 10時30分更新

ACCN「……ここは?」

竹子「さて、唐突ですが私たちはLGエレクトロニクスのプレスツアーで韓国に来ております。ここは同社のディスプレー工場です。テレビだけでなくパソコンからOptimusシリーズといったスマホ用まで、あらゆる同社製ディスプレーがここでつくられ、世界に向けて出荷されている大工場なんですね。早速中へ入ってみましょう」

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↑ギネスにも載っている世界初100インチ液晶。

竹子「いきなり出迎えてくれたのは、100インチの大画面液晶」

ACCN「いきなり出迎えてくれたのは創立者の銅像では?」

竹子「……。世界初だったということで、ギネスブックにも載っているんですって。続いて奥へ。あ、工場の外観模型が置いてありますよ」

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↑工場は、北朝鮮との国境に近い京畿道(キョンギド)の坡州(パジュ)市にある(写真左上のオレンジの線が国境)。
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↑当初何もない土地だったが、1万人以上の従業員が近隣に移住し今では活気にあふれている。

竹子「まぁステキ、角度によって表示が変わる液晶ですね。それぞれ動画にできるので、たとえば家族で(位置によって)違うチャンネルを視聴したりできるんですって」

ACCN「でも音はどうするんだ?」

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竹子「LGのテレビの歴史は古く、'69年からのモデルが展示されてました。映像も当時のものに」

ACCN「ハタチだからピンと来ないなぁ……」

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竹子「……。さて、LGと言えばIPS。他社製の液晶と比較したデモに力が入ってます」

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↑左がLGのIPS液晶。横から鏡に映して視野角を比較している。正面からの見栄えはさほど変わらないが、鏡の映像を見ると他社メーカー製のVA液晶(右)では白っぽくなっている。
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↑LGのIPSは応答性に優れ、横に流れる画像に残像がほとんど生じていない(実際はスクロールしており顕著に違いが出ていた)。
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↑今年1月のCESで発表した55インチ有機ELディスプレー。
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↑側面を鏡に写し、薄さを強調した展示。
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↑こんな形のディスプレーだってつくれる。ってことは、どんな形のスマホだって登場する?
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↑55インチのパネルを9枚使用した、大画面3Dテレビ(偏光方式)のデモ。専用グラスで見る。
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↑84インチの“ウルトラHD”液晶。フルHD液晶×4枚ぶん、つまり3840×2160ドットの解像度で非常に高精細。
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↑タッチパネルを採用しており、ピンチイン・ピンチアウトなどの操作ができる。

竹子「パソコン向けのディスプレーもありましたね」

ACCN「あったねぇ。手裏剣っていう名前が気になった」

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↑『Shuriken』なるIPS液晶搭載ノート。ディスプレーの薄さと、ベゼルの狭さが特徴だ。
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↑PC用ディスプレーも展示。こちらもベゼルが狭く、ほとんど存在を感じさせない。

ACCN「すごく興味あったのが、この透過型ディスプレー。こんなのがスマホに採用されたら、超未来って感じ」

竹子「スマホに搭載したら、すぐ下の基板が透けてかえって見づらくなるんじゃないかしら? そうそう、このディスプレー、透過する部分には電力を使わないから省電力にもつながるんですって」

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↑ディスプレーの向こうにあるジオラマが透過して見えている。タッチ式でタブレットのように利用できる。
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ACCN「ディスプレー搭載の冷蔵庫欲しいなあ」

竹子「料理しないくせに? ほかのメーカーにもこういうのなかったっけ。でも、このLGのディスプレーは手書きメモを残せる点が便利ね。『牛乳を買う』、『バターがきれた』とか書いておけるわ」

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↑ディスプレー搭載の冷蔵庫。庫内の食品をモニターで管理できる。
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↑最上階から景色を一望できる。遠くにうっすら見えるは北の隣国……。

ACCN「そいえば、ここで誰か必死に北の電波拾おうとしてなかった?」

竹子「……山根博士ね。あの落胆っぷりったらなかったわ。そんなにカンタンに拾えたら問題ですって。よほどショックだったのか、そのあと酔いつぶれてたわよね……」

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