最近は容量120GBクラスのSSDが1万円半ばに落ち着いて買いやすくなりました。そこで、週アス的に気になる製品の性能を検証してみました。
注目は東芝製のコントローラーとNANDフラッシュを搭載したアイ・オー・データ製の『SSDN-3T120B』。さらに、前モデルのVertex3が長く最速の名をほしいままにしていた、OCZの新モデル『Vertex4』。そして、2011年末登場した、バランスのよいサムスン製『SSD830』の3機種のベンチを一挙に計測してみました。
まずは定番ベンチの『CrystalDiskMark 3.0.1c』で、ランダムテストデータ4000MBで計測。
SSDN-3T120B ●アイ・オー・データ |
実売価格 1万4000円前後 |
SSDN-3T120B |
VTX4-25SAT3-128G ●OCZ(販売 アスク) |
実売価格 1万5000円前後 |
VTX4-25SAT3-128G |
MZ7PC128HAFU-0Z000 ●サムスン |
●実売価格 1万4000円前後 |
MZ7PC128HAFU-0Z000 |
続いてファイルコピー。
製品名 | SSDN-3T120B | VTX4-25SAT3-128G | MZ7PC128HAFU-0Z000 |
1GBのファイルコピー(3回平均) | 21.1秒 | 23.1秒 | 22.9秒 |
最後はOSの起動時間です。
製品名 | SSDN-3T120B | VTX4-25SAT3-128G | MZ7PC128HAFU-0Z000 |
OSの起動時間(3回平均) | 46.9秒 | 49.7秒 | 47.3秒 |
全体的に1段上の性能を見せているのがSSDN-3T120B。とくに書き込み性能の高さは優秀で、用途を選ばない偏りがない強さが光る製品です。期待のVTX4-25SAT3-128Gは、Indilinx製ファームウェアとMarvellコントローラーを組み合わせたの『Everest 2』の性能のせいか、伸びが今一歩。ただし、近々ファームウェアがアップデートされる予定とのことで、期待したいところです。サムソンは読み込み速度は毎秒500MB近くになり、決して遅くはないものの、全体的には最新のSSDN-3T120Bをワンランクダウンしたような性能となりました。
週刊アスキー自作増刊号では、第3世代のコアi CPUはもちろんのこと、『システムドライブ最強化計画』という記事で、最新SSDについてもみっちりベンチを測っています。
ぜひチェックしてくださいね!
検証環境は、CPU:Core i7-2600K(3.4GHz)、マザーボード:ASRock『Fatal1ty Z77 Professional』、メモリー:PC10600 DDR3 4GB×2、電源ユニット:ENERMAX『EPG600AWT』(600W)、OS:Windows7 Ultimate SP1(64ビット)を使用。AVCHD形式の動画ファイル3個とJPEG形式の画像ファイル1530個(約500MB)、テキストファイル12843個(約500MB)の合計約1GBのファイルをコピーした。
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