変ガジェというものは、ニッチではあるが確実に需要があったりするもの。ということで、今回紹介するのは、ともすれば変ガジェの仲間とも思えてしまう『iGrill』。
こいつは検温針付きのデジガジェで、グリル上で焼いている肉などに刺しておくと、iPhoneやiPadとブルートゥース接続して、温度を管理できるというもの。無料のアプリ側でガジェットを操作するようだが、iGrillのガジェット単体でも温度を設定しておけばアラームが鳴ったりもするみたい。
まぁ、検温針以外の部分もあるし、そもそも204度までしか計れないのでオーブンなどには突っ込めないわけだが、天ぷら油なんかの温度を計るのには使えるそう。料理好きな人にとっては便利かも? 値段も80ドル弱だから、キッチングッズとしてはありだな。
こういう変ガジェ好きは世の中にはたくさんいるので、どんどん出てきてほしい。たとえば、iPhone+iPadで奏でるウクレレアプリ『FUTULELE』なんかもその最たるものだろう。
最初にも書いたが、ニッチとはいえ需要もあるので、変ガジェを試しにつくってみるのもおもしろいと思う。
アイデアがあっても企業のような体力がなくて手が出せないという人は、最近スタートしたガジェット特化型クラウドファンディングサービス『Cerevo DASH』とかを利用してみるのもいいんじゃないだろうか?
■今週のガジェット■
『iGrill』
味を壊さないように肉を適温で焼いたり、温度を管理するなど実用度も高く、料理の現場でも重宝されている。
発売 iDevices(関連サイト)
実売価格 80ドル
『iGrill Grilling』
『iGrill』用のアプリ。温度管理や、温度を決めてのアラーム設定、温度のグラフ表示などが可能。
■今週の近況■
みんな有料メルマガを「ネット的に古いメディア」とか言うけど、こんなに堅固でソーシャル時代に適合したビジネスモデルはあまりないと思う。実際に、高城剛氏や津田大介氏、中島聡氏のメルマガはおもしろい。やはり私の次世代メディアに対する仮説は正しいと思う。
※この連載は週刊アスキー2012年5月8-15日合併号(4月23日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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