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GWは秋葉原で僕をだっこ! 『ハグビー』をギュギュッと体験できる石黒浩教授のデザイン展

2012年04月26日 21時30分更新

 『ジェミノイド』や『テレノイド』で話題をさらった石黒浩教授(ATR社会メディア総合研究所 石黒浩特別研究室 室長/ARフェロー、大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)の開発作品などが無料で見られる、『H.Ishiguro デザイン展』が、4月27日(金)から5月27日(日)の1ヵ月間、ヴイストン ロボットセンター東京秋葉原店にて開催される。

 それにともない、4月26日(木)、『H.Ishiguro デザイン展』のメイン展示である、存在感伝達メディア『ハグビー』の説明会が行なわれました。

H.Ishiguro デザイン展
存在感伝達メディア『ハグビー』
人型携帯『エルフォイド』人形が天井からぶら下がる
存在感伝達メディア『ハグビー』
色とりどりの『ハグビー』が大量に積まれている
存在感伝達メディア『ハグビー』

 一見、単なるクリオネフォルムのビーズクッションに見える『ハグビー』ですが、側頭部ポケットにスマートフォンや携帯電話を入れることで、“存在感伝達メディア”というなんとも近未来感あふれる通信メディアに大変身!

ポケットにイン!
存在感伝達メディア『ハグビー』

 写真のように『ハグビー』をだっこしながら通話をすることで、相手を身近に感じられるのだそうです。

テレノイドが見守る中、
存在感伝達メディア『ハグビー』
会話が弾む弾む
存在感伝達メディア『ハグビー』

 また、ゆくゆくはバイブレーター内蔵型の『ハグビー』が製品化される予定。相手の声の音量や速度に同調して心臓の鼓動のように振動することで更に親近感が増すといいます。

 存在感際立つテレノイドくんのうしろ、男性が抱えているのがバイブレーター内蔵型ハグビー。形はバイブレーターなしバージョンと同じです。

存在感伝達メディア『ハグビー』

 結局、私はバイブレーター内蔵型の『ハグビー』をだっこすることはできませんでした。目の前でデモが繰り広げられ期待が高まっていたぶん、なんととも残念でした。それでも気を取り直して『ハグビー』を体験。

 質量感があってしっかりしていて、抱き心地も確かにいい感じ。けれども、どうもこのピンクの『ハグビー』ちゃんは首がウィークポイントらしく、スマホに耳を近づければ近付けるほど悲しいぐらいにへたっていきます。

意図せずスリーパーホールド状態……
存在感伝達メディア『ハグビー』

 ただ、抱き方を工夫してみると、おさまりが良くなってくるもので、一度使うと結構手放せなくなるかもしれません。

紆余曲折後、ベストポジション発見!
存在感伝達メディア『ハグビー』

 ちなみにカバーはクリーニング可能だそうで、うたた寝してよだれをつけちゃっても大丈夫、という安心設計です。お値段はスマホポケットなしのハグビーが3990円、スマホポケットありのハグビーが4935円とお手ごろ(!?)。ヴイストン ロボットセンター東京秋葉原店、またはヴイストンのオンラインショップにて発売中です。『H.Ishiguro展』で体験できるので、ゴールデンウィークは彼らを抱いて触ってもてあそんだ後、秋葉原からテイクアウトするのもいいかもしれません。

 石黒教授は現在、ご本人そっくりのアンドロイド『ジェミノイド HI-1』の次世代機、『ジェミノイド HI-2』を開発中だそう。機能の改良だけでなく、アンドロイドもご本人の容姿も若返るそうなので、今後とも石黒教授の動向から目が離せません!

 テレノイドとハグビーを抱く石黒教授。“両手に花”ならぬ、“両手にロボット”でご満悦といった感じでしょうか。

存在感伝達メディア『ハグビー』

●関連サイト
ヴイストン

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