23年前の本日(4月21日)、任天堂がゲームボーイを発売しました。いま手元にある3DSもコレがなかったら、なかったんですねー。
発表時の価格は1万2500円(意外としたのね)。画面はモノクロで解像度160×144ドット、CPUは4MHzとさすがに時代を感じさせるスペックですが、そもそも当時の最新技術を結集させたモノというわけでもありませんでした。任天堂は“枯れた技術”の組み合わせで最高の“おもちゃ”を表現しており、その思想はアップルにも近いものあるかも。今日でもそうであると言えますよね(WiiはPS3やXbox360ほど高スペックではない、3DS×PS Vitaもしかり)。初代ゲームボーイは乾電池で長時間遊べ、本体も頑丈と“おもちゃ”としての完成度は非常に高く、世界でヒットしました。
また、特筆すべきは“復活劇”です。'90年代半ば以降はソフトがあまり出なくて、存在自体が忘れ去られ始めていたのですが、'96年に『ポケットモンスター』が発売されたのを機にブームが再燃。休眠状態のハードウェアがこれほど再注目されたケースって、ほかにないのではないでしょうか。そして数々の後継機を経て、現在の3DSへと至っているわけですね。あ~久しぶりに十字キーのあるゲーム機でちゃんとゲームしたくなってきたわ。
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