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HD7970に完全勝利!やっぱり『GeForce GTX680』はすごかった!

2012年03月22日 22時00分更新

製造プロセスルール28nmの“Kepler(ケプラー)”世代のGPU、『GeForce GTX680』がついに登場しました!

GeForce GTX680

ライバル機のAMD『RADEON HD7970』の登場から遅れること2ヵ月半。満を持して登場した新GPUの性能は、すばらしいものでした!

GeForce GTX680

ゲームに有効な新機能も追加されています。
・負荷に応じてコアをオーバークロックする機能
・Vsync時に生じていた描画の乱れを抑える“Adaptive Vsync”
・従来のアンチエイリアス手法より高速かつ高画質な“TXAA”の追加

製品名 GeForce GTX680 GeForce GTX580 RADEON HD7970
製造プロセス 28nm 40nm 28nm
SP数 1536基 512基 2048基
コアクロック 1006MHz
(ターボ上限1058MHz)
772MHz 925MHz
メモリークロック 6GHz相当 4GHz相当 5.5GHz相当
メモリータイプ 2GB GDDR5 1.5GB GDDR5 3GB GDDR5
最大消費電力 195W 244W 250W
補助電源 6ピン×2 6ピン+8ピン 6ピン+8ピン

 

地味な変更ですが、補助電源が6ピン2基になっているのもうれしいです。ボード長が約255ミリと、若干ですが短くなっています。HD7970は287ミリなので、PCケースに納める時に多少は影響があるかも。

GeForce GTX680
GeForce GTX680

さて、気になる性能ですが……

GeForce GTX680

ベンチマーク環境は、CPU:『Core i7-3960X EE』(3.3GHz)、マザーボード:インテル『DX79SI』(X79)、メモリー:PC10600 DDR3 4GB×4、SSD:PLEXTOR『PX-128M2S』(128GB)、電源ユニット:ENERMAX『EPG600AWT』(600W)、OS:Windows7 Professional SP1(64ビット)。ドライバーは、評価用の300.99(GTX680)、296.10(GTX580)、Catalyst 12.2(HD7970)を使用。

HD7970に完勝です! 消費電力も大幅に削減してきました。
この消費電力ですが、以前のGTX580はゲーム中、コアクロックの変動がありませんでしたが、GTX680は負荷が低いときにコアクロックを落としていました。こういった消費電力を抑える設計にも注目です。

気になる価格ですが、NVIDIAの発表で499ドル。日本国内では5万円台後半の製品が多いと予想します。製品版は23日より発売予定です。

さすがのGeForce。RADEON HD7000番台がかなり高評価だっただけに、しっかりと巻き返してきました。次はミドルハイクラスGPUの対決が気になるところ!

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