製造プロセスルール28nmの“Kepler(ケプラー)”世代のGPU、『GeForce GTX680』がついに登場しました!
ライバル機のAMD『RADEON HD7970』の登場から遅れること2ヵ月半。満を持して登場した新GPUの性能は、すばらしいものでした!
ゲームに有効な新機能も追加されています。
・負荷に応じてコアをオーバークロックする機能
・Vsync時に生じていた描画の乱れを抑える“Adaptive Vsync”
・従来のアンチエイリアス手法より高速かつ高画質な“TXAA”の追加
製品名 | GeForce GTX680 | GeForce GTX580 | RADEON HD7970 |
製造プロセス | 28nm | 40nm | 28nm |
SP数 | 1536基 | 512基 | 2048基 |
コアクロック | 1006MHz (ターボ上限1058MHz) | 772MHz | 925MHz |
メモリークロック | 6GHz相当 | 4GHz相当 | 5.5GHz相当 |
メモリータイプ | 2GB GDDR5 | 1.5GB GDDR5 | 3GB GDDR5 |
最大消費電力 | 195W | 244W | 250W |
補助電源 | 6ピン×2 | 6ピン+8ピン | 6ピン+8ピン |
地味な変更ですが、補助電源が6ピン2基になっているのもうれしいです。ボード長が約255ミリと、若干ですが短くなっています。HD7970は287ミリなので、PCケースに納める時に多少は影響があるかも。
さて、気になる性能ですが……
ベンチマーク環境は、CPU:『Core i7-3960X EE』(3.3GHz)、マザーボード:インテル『DX79SI』(X79)、メモリー:PC10600 DDR3 4GB×4、SSD:PLEXTOR『PX-128M2S』(128GB)、電源ユニット:ENERMAX『EPG600AWT』(600W)、OS:Windows7 Professional SP1(64ビット)。ドライバーは、評価用の300.99(GTX680)、296.10(GTX580)、Catalyst 12.2(HD7970)を使用。
HD7970に完勝です! 消費電力も大幅に削減してきました。
この消費電力ですが、以前のGTX580はゲーム中、コアクロックの変動がありませんでしたが、GTX680は負荷が低いときにコアクロックを落としていました。こういった消費電力を抑える設計にも注目です。
気になる価格ですが、NVIDIAの発表で499ドル。日本国内では5万円台後半の製品が多いと予想します。製品版は23日より発売予定です。
さすがのGeForce。RADEON HD7000番台がかなり高評価だっただけに、しっかりと巻き返してきました。次はミドルハイクラスGPUの対決が気になるところ!
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