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クルマで使うと意外と便利!? iPhone 4S新機能“Siri”の実力

2012年03月19日 15時31分更新

 Bluetoothってなによ? ……って言われている頃からBluetooth野郎だった自分は、当然クルマのなかにもハンズフリーキット設置済みなのだ。

 そして先日のアップデートから使えるようになったiPhone 4SのSiriちゃんを、クルマのなかで活用してみたいというのは当然の流れなわけで。

 それはなぜか? なんつったってクルマの運転中に携帯電話を直接持って操作するのは道交法違反の対象。もちろん事故の危険性もあるからそんなこと絶対ダメ! しかし、電話対応しなきゃいけなかったり、どうしてもメッセージを……とやむを得ない場合に有効なのがSiriの活用。

 でも、何度も言うけれど、いくら声だけで操作可能と言っても通話しながらの運転は注意散漫になりがちなので必要最低限に(特に長い通話はできるだけ停車時にしよう)。

 さて、自分がいま使っているハンズフリーキットは、ソニーモバイルコミュニケーションズのワイヤレススピーカーホン『HCB-108』。クルマのサンバイザーに簡単に取り付けられるし、電源入れっぱなしでの待ち受けも約700時間と十分すぎるスペック。

 使い方は簡単! いままでどおりBluetooth機器同士ペアリングするだけ! ペアリングの済んだiPhone 4Sをクルマに持って乗り込むと自動的に接続してスタンバイ状態になる。

【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑サンバイザーにHCB-108を装着した例。ゴテゴテしてなく違和感も少ないのがよい。

 で、Siriを呼び出すには、ハンズフリーキットのフックボタンをひと押しするだけ。ハンズフリーのスピーカーからSiriちゃんの不思議イントネーションボイスが大音量で聞こえてくるのだ。

 マイクもハンズフリー側に付いているので、そんなに大きな声を出さなくても十分に認識してくれる。

【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑Siriちゃんの呼び出しはフックボタンを「ポチッとな!」。

 ハンズフリー経由でSiriを使う際は、iPhoneをパスコードロックして、かつその間Siriを使えないようにしていると動かない。

 そのときはクルマに乗っている間だけ“オン”にしましょ。でも、普段はセキュリティーを考慮して“オフ”の方がよいですよ。

【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑“設定→一般→パスコードロック→Siri”で設定できる。
【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑で、移動先の天気を聞いたり……。
【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑電話をかけてもらったり……(着信時には従来どおり、ハンズフリーキットのフックボタンで応答)。
【いじめないで!】Siriをクルマのなかで使ってみる
↑SMSを送信したり……。

 メルセデスベンツの新型車がSiriと連携とか噂もあるけれど、クルマのなかで安全にITを活用するには現時点では音声が有効な手段なのは間違いなさそう。

 現時点でちょっと残念なのは、道路情報やアプリのカーナビの設定を音声だけでできないこと。でも、これもそのうちに対応しそうだから気長に待ってみるべし。

※ハンズフリーキットを使用したから絶対に安全ということはありません。また、運転中、Siriにより画面に表示された情報を注視した場合、危険行為と見なされ場合によっては行政処分の対象になる場合もあります。地方自治体によっては、ハンズフリーキットの使用も規制されている場合があります。詳しくは所管の警察署などに確認してください。

HCB-108
メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
直販価格:7980円
製品公式サイト

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