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【週間リスキー】iPhoneでもテザリングできないことはない

2012年03月15日 04時44分更新

 いや~、スマホもテザリング対応機種が増えましたね。ただ、日本でキャリアから販売されているiPhoneでは依然、でけまへん。

 どうしてもという場合は、“脱獄”という非合法な方法で実現できましたが、このたび合法的……と言えるかわかりませんが、HTML5に含まれる通信規格“WebSocket”を利用し、無改造でiPhoneをテザリング端末にできるサービスが登場、一部で話題になっています。ちょと試してみまひょ。

iPhone_Tether
↑まず、“http://tether.com/”にアクセス。iPhoneに限らず、BlackBerryやAndroidのテザリング非対応機種でも利用できます。初回1年15ドルの有料サービスですが、とりあえず試用。ここでアカウントをつくっておくとラクです。

 PC側にアプリケーションのインストールが必要です。上記サイトからインストーラーをダウンロードして実行するだけ。再起動などは必要ありません。

iPhone_Tether
↑Windows用インストーラー。Mac用もあります。
iPhone_Tether
↑アイコンをクリックしてプログラムを起動します。
iPhone_Tether
↑任意のSSID、パスワード(オープンにする場合はブランク)を入力。エラーが出る場合は無線LANのスイッチがオンになっていることを確認します。
iPhone_Tether
↑PC側の設定はいじょ。続いて“Status”欄に書かれているようにiPhoneを設定します。
iPhone_Tether
↑PCで作成したSSID(+パスワード)で接続、iPhoneのSafariで“http://tether.com/web”にアクセスし、アカウント作成済みの場合はログインします。これで準備完了。
iPhone_Tether
↑iPhoneをWiFiルーターにしてPCをネットに接続。3Gのパケット接続定額内で利用できますが、使いすぎれば当然、通信速度規制の対象にはなるでしょう。

 iPhone側にはアプリの導入すら不要というのが安心ですね。ただ、有料サービス(初年度15ドル、以降30ドル)であるうえ、たまたまかもしれませんが速度も1Mbpsに達さず、ん~実用的かと言われると正直……です。が、“こういう方法もある”ということで、iPhoneでテザリングできないと命に関わる、恋人に捨てられるなどといった局面を迎えたときのため、脳の引き出しにしまっておいても損はないかと思います。まぁアップルないしキャリアがこのソケットをふさいでくる可能性もなくはないですケド(同サービスの事業者はかつてiPhone用テザリングアプリをリリースしてマーケットから消された)。

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