テキサス州オースティンで開催中のSXSW2012。インタラクティブ部門のオープニングパーティーが3月10日夜、開催された。
SXSWは市内のホテルやイベントスペースなどに会場を分散して街全体で開催する巨大イベント。インタラクティブ部門の最初の公式パーティーである『The Interactive Opening Party presented by frog design and Microsoft』は、メイン会場であるオースティン・コンベンションセンターからクルマで10分ほどのPalmar Event Centerでの開催だ。
スポンサーは、初期のアップル社のプロダクトデザインや、Windows XPのMediaPlayerのデザインを手がけたデザイン集団“frog design”と、Microsoftのコラボレーションによるもの。
テクノロジー、クリエイティブ、そして遊び心を感じさせる体験型展示とクラブDJによるBGMで会場は大いに盛り上がった。
↑frog designが手がけたプロダクトと歴史をまとめたプレート。WindowsMediaPlayerは11番、2001年の場所に書いてある。 |
SXSWでは、規模の大小はあるものの、こうしたイベントが公式・非公式合わせて街中の特設テントやクラブやバーなど、そこかしこで行われている。スポンサーはサムスン、ノキア、ソニーといった馴染み深いメーカーをはじめ、ソフトウェア企業も複数ある。
SXSW自体としては、音楽、フィルム(映画祭のようなもの)、インタラクティブという3部門が、10日間の会期を通して時期を微妙にずらしながら開催されることになる。すでにフィルム部門は昼夜を問わない上映会がはじまっており、単純計算で12会場、1日60本近くの上映を行っている。
インタラクティブのオープニングパーティーはまだ会期のはじまりに過ぎず、このあと12日からのトレードショー開催、インタラクティブアワードFinalists発表会、そして最後の音楽部門の開催に向けてますますテンションを上げていく。
↑トロンでもっとも有名なシーンのひとつ、『光電子バイク』を、足こぎ三輪車にしてみたら? というユーモアとtechを組み合わせたゲーム。名前は『Light Trike』。日本後訳するとしたら『光電子三輪車』だろうか。バカバカしさと、LightBikeそのもののゲーム性がギーク受けしていて、常に人だかりができていた。 |
↑Kinectを使って、リング内のボクシングロボット操作して対戦するゲーム。写真は参加者が見事右ストレートを決めたところ。移動はモーター、パンチの駆動はエアポンプとかなり本格的。
↑誰でも体験できるクリエイティブ、というメッセージを感じるコーナー。大量のボタン電池とLED、磁石が置かれていて、たくさんの人がカクテル片手に一心不乱に何かをつくっているというちょっと異様な光景。つくっていたのは……
↑即席でつくれるLEDアイテム! LEDの足をボタン電池にくっつけて、磁石やテープで固定。あとは色々な形をつくれば良いというワケ。会場では、ブローチにしたり、髪止めに仕込んだり、バッジホルダーに入れてみたりとみんなが身に付けていた。
↑もう1つの工作がこれ。『BrushBotKit』というアイデア工作キットのよう。小型モーター、ボタン電池、歯ブラシ(!)を組み合わせて、振動で動く“虫”みたいなものがつくれる。これにLEDを組み合わせたのが左の写真。
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