数あるグラボの中でも、どんなゲームにも対応でき、3万円以下と手に取りやすいのが“ミドルハイエンド”クラスのGPUを搭載したグラボです。
そんなミドルハイクラスの新GPU、『RADEON HD7870』と『RADEON HD7850』が登場しました。
ハイエンドの『RADEON HD7900』シリーズは“Tahiti”コア、ミドルロークラスの『HD7700』は“Cape Verde”コアでした。そして、HD7800シリーズは“Pitcairn”コアを搭載しています。他のシリーズと同様に、オーバークロックの自由度や低消費電力性能はそのままで、性能も期待通りです!
製品名 | RADEON HD7870 | RADEON HD7850 | GeForce GTX560Ti |
製造プロセス | 28nm | 28nm | 40nm |
SP数 | 1280基 | 1024基 | 384基 |
コアクロック | 1000MHz | 860MHz | 822MHz |
メモリークロック | 4800MHz相当 | 4800MHz相当 | 4008MHz相当 |
メモリータイプ | 2GB GDDR5 | 2GB GDDR5 | 1GB GDDR5 |
最大消費電力 | 175W | 130W | 170W |
補助電源 | 6ピン×2 | 6ピン | 6ピン×2 |
重量級FPS『バトルフィールド3』で画質設定を最高にして、ライバルの『GeForce GTX560Ti』と比較してみました。
最高設定でも余裕の40fps超え。もちろん、『The Elder Scrolls Ⅴ: Skyrim』では70超えと超快適。ミドルハイクラスはHD7800シリーズの独壇場です。注目して欲しいのはワットあたりの性能の良さ。高負荷時ではGTX560Tiよりも40ワット近く低消費電力です。
またHD7000シリーズの特徴でもある、OC性能の高さを引き継いでいます。HD7870を1.175GHzにオーバークロックすると、上位のHD7950とほぼ同等のスコアーをたたき出しました。
メーカー製品版の発表がまだですので、正確な価格はわかりませんが、週アス予想ではHD7870は3万円前後で、HD7850が2万5000円前後。製品版の発表が楽しみです。
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