ミドルロークラスのGPUが登場し、ますます選択肢が拡がります。
『RADEON HD7700』シリーズは、28nmプロセス製造など、リネーム品ではない完全新作。
『RADEON HD7770』 |
『RADEON HD7750』 |
登場したのは『RADEON HD7770』と『RADOEN HD7750』の2モデル。HD7770は2万円前後で、HD7750が1万5000円前後の予定です。
ハイエンドの『RADEON HD7900』シリーズは“Tahiti”コアを搭載していましたが、HD7700は“Cape Verde”コアと異なっています。しかし、オーバークロックの自由度や低消費電力性能は受け継がれており、HD7900シリーズが高評価だけに性能が気になります。
製品名 | RADEON HD7770 | RADEON HD77500 | GeForce GTX550Ti |
製造プロセス | 28nm | 28nm | 40nm |
SP数 | 640基 | 512基 | 192基 |
コアクロック | 1000MHz | 800MHz | 900MHz |
メモリークロック | 4500MHz相当 | 4500MHz相当 | 4100MHz相当 |
メモリータイプ | 1GB GDDR5 | 1GB GDDR5 | 1GB GDDR5 |
最大消費電力 | 80W | 55W | 116W |
補助電源 | 6ピン | なし | 6ピン |
スペック面では、SP数がハイエンドの半分以下になっており、消費電力もひと桁以上下がっています。
さっそくゲーム性能をGeForceのミドルローと比較してみました。
ちょっとキビシイですが、『バトルフィールド3』で画質設定を最高にしてみました。
最高設定ではギリギリ30fpsを下回りましたが、現行のGeForceミドルローには勝利。最低フレームレートでみても、20fpsを切りませんでした。
注目したいのは、HD7750のコストパフォーマンスの高さ。バトルフィールド3で画質設定をひとつ下げた“高”にすると、平均33fpsと十分遊べるレベルになります。しかも補助電源無しで1スロット仕様なので、小型ゲーミングPC自作の鉄板になるかもしれません。
次はミドルハイクラスのGPUが気になるところです!
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