『KYBER SmartMarker ECO』は、スマートフォンと連携して、文字をテキスト化するツール。活字や手書きを問わず、紙の上の文字を専用のマーカーでなぞるか、囲んだうえで、無料で提供されるアプリケーションで撮影すれば、最速で90秒以内、遅くとも24時間以内にテキストデータを得ることができます。
専用ペンとQRコード付きカードのセット |
※上の写真は試作品です |
専用ペンはぺんてると共同開発 |
本製品は専用マーカーと、5000文字ぶんをテキスト化するQRコード付きカードで構成されています。それでは実際にどのようにテキスト化を行なうか試してみましょう。
マーカーで指定したあと専用アプリで撮影 |
まず認識させたい箇所をマーカーで囲むか、またはなぞります(塗りつぶします)。一度に複数箇所の指定が可能です。
そして専用アプリ『O-RID KYBER』をインストールしたiPhone 3GS以降、またはAndroid 2.2以降のスマートフォンで撮影します。
認識箇所を確認 |
撮影画像を見てみると、マーカー部以外にも誤って認識している箇所があります。マーカーと同じオレンジ色の部分ですね。
誤って認識した箇所を削除 |
“PREVIEW”を押したあと、誤って認識している箇所を削除していきます。1回タッチしたあと、“削除”をもう一度タッチするだけなので、手間取ることはありません。
満を持してアップロード! |
テキスト化したい箇所のみが選択されている状態になったら“UPLOAD”をタップします。
じっと待つ…… |
完璧に認識! |
テキスト化にかかる時間は、最短で90秒、最大で24時間となっています。
実は『KYBER SmartMarker ECO』は、専用アプリ『O-RID KYBER』を使うことからもわかるとおり、文字認識をOCRと人力を組み合わせて実現しているんです。そのおかげで崩れた文字や、かなり歪んだ文字でさえも認識できてしまうんですね。
この“人力OCR”については下記の記事が詳しいので、興味のある方はぜひご覧ください。
“人力OCR”で手書き文字をデジタル化するメモ帳『KYBER SmartNote』を試した!
日本生まれのクラウドノート「KYBER」がすごい理由
認識結果はエクスポート可能 |
認識した結果は、そのまますぐにエクスポートできますし、編集・保存することも可能です。
実は行単位で確認・修正されてます |
人が介することで正確なテキスト化を可能としているのですが、セキュリティー面に不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、本製品の根幹となる“KYBER CLOUD SYSTEM”は、撮影した画像を任意の単位に分割し、それぞれ異なるオペレーターが確認・修正作業を行なっています。
つまりオペレーターが文書を一覧して見られなくすることで、セキュリティーの強度を向上させているわけです。
高級版『VIP』は3月発売予定 |
正確無比なテキストデータを得られる『KYBER SmartMarker ECO』。利用するためにはあらかじめQRコード付きカードでチャージしなければならないので際限なく使うわけにはいきません。
しかし、パソコンのOCRソフトでは認識できないような文字情報にピンポイントで使うのであれば、980円(発売記念特別価格)で5000文字というのはなかなか使いであるのではないでしょうか?
KYBER SmartMarker ECO
メーカー:オーリッド
価格:発売記念特別価格980円(AmazonのKyberShop限定)、希望小売価格1980円、
メーカーサイト
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります