専門知識の必要なしでデータの損失を防ぐ
Drobo(ドロボ) SG |
HDD容量を選ばず、全自動でRAIDを構築して利用できるストレージケース。USB2.0×1とFireWire 800×2を備える。4スロットタイプのこの製品のほか、NASタイプやスロット数違いなど多数用意されている。 |
近年、HDDの容量はもちろん、データサイズも右肩上がりで伸びてきており、万が一のHDDの故障に備えて、DVDなどのメディアではなく別のHDDへバックアップする時代になった。安全で効率よくHDDを利用するには、RAIDを構築するのがいい。たとえば、2台以上のHDDをRAID5で構築すれば、1台故障してもすべてのデータが保護される。しかし、RAIDを構築するには、対応する機材とある程度の知識が必要。初心者には難しい。
そこで登場したのが、この『Drobo(ドロボ)』シリーズだ。『ドロボ SG』はHDDを4台搭載可能で、USB2.0やFireWire 800による接続が可能。搭載するHDDはメーカーや容量などといったことは一切気にする必要がなく、RAID5相当の保護機能とRAIDにはない柔軟性を兼ね備えた“Beyond RAID"によって保護される。ユーザーは、スロットにHDDを挿入しPCへ接続、電源を入れるだけ。あとはユーティリティー『Drobo Dashboard』をインストールして起動し、利用するであろう最大容量を指定するだけ。これだけで最適なRAID環境を構築してくれる。
管理はこのユーティリティーを利用するが、空き容量はケース下の青いLEDでわかるし、HDDの状態もLEDで教えてくれるから、その都度起動する必要はない。また、容量の拡張も自由で、追加したり入れ替えたりするだけで自動的に再構築してくれる。 “ストレージロボット"と称するだけのことはある。
大量に撮りためたデジカメの写真や動画には思い出がいっぱいのはず。そんな思い出を損失する危険を回避するべく、このドロボを導入して、安心かつ快適な生活を手に入れよう。
HDDを最低2台以上入れるだけ |
HDDのメーカーや容量を気にせず、SATAのHDD を入れるだけでHDD容量をフルに使い最適なRAID 環境に。余ったHDDを利用するのにも最適。 |
WindowsもMacも対応 |
USB2.0とFireWire 800 に対応。ユーティリティーもWindows、Mac 両方を用意。 |
Drobo Dashboardで簡単管理 |
フォーマットやHDD の取り外し、容量の確認はこのユーティリティーで行なえる。 |
今回紹介したDrobo SGがアスキーストアで購入できる。余っているHDDがたくさんあるなら、このストレージケースを買って大切なデータを保存しよう!
■Drobo SG
●Drobo Inc,(日本総代理店・国際産業技術株式会社)
●実売価格 3万5000円前後
●ドライブベイ 4スロット
●ディスクプロテクション シングル
●対応HDD 3.5インチSATAⅠ/SATAⅡハードディスクドライブ
●インターフェース USB2.0×1、FireWire800×2
●消費電力(HDDフル搭載稼動時の平均) 40W
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