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【素朴な疑問】Class10のマイクロSDだとスマホも爆速になるの?

2012年01月25日 17時03分更新

爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?

 自他ともに認めるせっかちなジャイアン鈴木です。デジガジェが少しでも速くなるのであれば手段は選びません。

 今回は愛用しているスマホ『Optimus LTE L-01D』が少しでも速くならないかと考え、同梱されていたClass6のマイクロSDカードを、より高速なClass10のそれと交換してみました。

Class6から……
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?
『KM-MCSDHC6X16G』
Class10に交換!
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?
『SD-C16GR6WAA』

 『Optimus LTE L-01D』に同梱されていたメモリーカードがKINGMAX『KM-MCSDHC6X16G』。これを東芝『SD-C16GR6WAA』に入れ替えてみました。

 まず参考値として『CrystalDiskMark』で計測した数値を見てみましょう。

『KM-MCSDHC6X16G』
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?
『SD-C16GR6WAA』
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?

 つぎにこちらも参考値として『AnTuTu Benchmark 性能評価』で計測してみます。

『KM-MCSDHC6X16G』
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?
『SD-C16GR6WAA』
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?

 Windows7上で動作する『CrystalDiskMark』と、『Optimus LTE L-01D』上で動作する『AnTuTu Benchmark 性能評価』では速度差が異なりますが、後者のベンチマークに限定すると、読み込みで約1.62倍、書き込みで約4.9倍の速度差があります。

 しかし、これはあくまでもベンチマークプログラムの結果。実際の使い勝手でそれだけの差が生じるとは限りません。

 と言うわけで今度は、Android OSの起動時間、標準画像ビューワー『ギャラリー』のサムネイル表示時間、定番画像ビューワー『QuickPic』のサムネイル表示時間、そして最後に104MBのデータを端末からPCにコピーするまでの時間を計測してみました。

Android OSの起動時間
『KM-MCSDHC6X16G』 201.37秒
『SD-C16GR6WAA』 201.4秒

 

『ギャラリー』のサムネイル表示時間
『KM-MCSDHC6X16G』 4.00秒
『SD-C16GR6WAA』 3.56秒

 

『QuickPic』のサムネイル表示時間
『KM-MCSDHC6X16G』 2.05秒
『SD-C16GR6WAA』 1.83秒

 

104MBファイルのコピー時間
『KM-MCSDHC6X16G』 9.01秒
『SD-C16GR6WAA』 6.19秒

 

 今回それぞれ5回計測を行ない、その平均値を掲載しているので、わずかではありますが『ギャラリー』と『QuickPic』のサムネイル表示時間はたしかに早くなっているようですが、正直体感できるほどの差はありませんでした。なお、Android OSの起動時間では逆転していますが、こちらは誤差範囲と言えるでしょう。

それでもClass10を選ぶ理由はあるか?
爆速マイクロSDでスマホの使い勝手はどう変わる?

 実に微妙な結果ですが、最後のファイルコピーだけは約1.46倍と十分体感できる速度の向上が見られます。

 今回のテスト結果では、ストレージであるメモリーカードの交換は、端末自体のパフォーマンスアップにはあまり寄与しませんでした。しかし、Androidスマートフォンで頻繁に撮影し、そのデータをPCにバックアップすることが多いのであれば、大容量メモリーカードに買い換える際にClass10を選択する価値は十分あるでしょう。

SD-C16GR6WAA
メーカー:東芝
価格:2799円(あきばお~2号店で購入)

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