iVIS HF M52 |
予想実売価格8万5000円前後、3月上旬発売予定。カラーは黒と明るい赤の2種類。 |
キヤノンのビデオカメラ春モデルは『iVIS HF M52』、『iVIS HF M51』、『iVIS HF R31』の3機種。フルHDのAVCHD記録のほか、新たにMP4記録(1280×720ドット)ができるようになり、スマホとの親和性を高めた。
最上位機種『iVIS HF M52』は、WiFi機能を搭載。独自アプリをインストールしたiPhoneやiPadから接続し、iVIS内の撮影した動画をワイヤレス再生できる。無線接続は無線LANルーター経由のほか、アドホックでも接続オーケー。
なお、ワイヤレス再生できる記録形式はMP4のみで、撮影中のリアルタイム映像伝送や複数のiPhone/iPadによる同時視聴ができない点は今後のアップデートに期待したい。また、DLNAに対応し、LAN内の対応テレビでもワイヤレス再生可能。PCにはLAN経由で動画データを保存できる。
撮像素子は前モデルと同じく、総画素数約237万画素(動画時の有効画素数207万画素)の1/3型HD CMOS PROセンサーを採用するが、オンチップマイクロレンズとカラーフィルターの改善で、感度が従来から20パーセント向上した。
手ブレ補正は“マルチシーンIS”という機能で自動切り替えできるようになった。広角側の寄りの撮影では“マクロIS”に、望遠時は従来は専用ボタンを押している間だけ効いた“パワードIS”に、歩き撮りは“ダイナミックIS”、三脚セット時は防振制御が切られる。
iVIS HF M51 |
予想実売価格8万円前後、3月上旬発売予定。カラーはシルバーと深い赤の2種類。 |
『iVIS HF M51』は『iVIS HF M52』からWiFi機能と外付けHDDへのダイレクトバックアップ機能を省いたモデル。内蔵メモリーも『iVIS HF M52』と同様、32GBなので、5000円差なら最上位の『iVIS HF M52』を買った方がお買い得感が高い。本体のサイズ/重量は、『HF M52』も『HF M51』も同様で、68(W)×121(D)×64(H)mm/310グラムと、従来比で約15パーセント小型化している。
iVIS HF R31 |
予想実売価格7万円前後、3月上旬発売予定。カラーは明るい赤とシルバーの2種類。 |
ローエンドの『iVIS HF R31』は、総画素数約320万画素(動画時の有効画素数207万画素)の1/4.85型HD CMOSセンサーを採用。こちらは従来比で約3パーセントだけ感度が向上している。サイズ/重量は54(W)×115(D)×55(H)mm/250グラムで、従来比で約20パーセントもコンパクトになった。内蔵メモリーは上位機種と同じく32GB。
光学32倍ズームレンズ(35mm換算38.5-1232mm)を搭載し、アドバンストズーム時(35mm換算33.9-1729mm)では51倍と広角も望遠側も向上する。
なお、『iVIS HF G10』はハイエンドモデルとして継続販売する。
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キヤノン
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