1月10日発売号の週刊アスキー本誌(25ページ)でも紹介している、手書き文字をスマホのカメラでテキストデータに変換できるメモ帳『KYBER SmartNote』。“すべての情報をデジタル化してクラウドで管理しよう!”と意気込みつつも、結局は電話メモや思いつきを紙のメモ帳へ手書きしてしまって挫折しているような人にオススメのアイテムだ。
一見するとごく普通のノート |
↑手書き文字をOCRで読み取れる専用ノートと変換サービスのセット。A6サイズからスマホサイズまで複数のタイプが販売中。どのサイズも29ページ。 |
使い方は簡単。購入したSmartNoteの罫線に沿って、どんなペンでもいいから文字を書き、スマホのアプリで撮影するだけ。専用アプリは無料で、iPhoneとアンドロイド両方に用意されている。
まずアクティベーション |
↑購入したノートのQRコードから登録すると、ページ数と同じ回数読み取れる。 |
斜めに撮ってもオーケー |
↑メモの撮影はやや斜めから撮っても自動補正がかかる。明るいところで撮る方が失敗が少ない。 |
通信回線が高速なら、2~3分程度でテキストデータへの変換結果が届く。変換したテキストはEvernoteやGoogleカレンダーへの送信はもちろん、Twitter、Facebook、mixiなどへの投稿も可能だ。
実際、SmartNoteは筆者の乱筆でも高い精度で読み取ってくれた。これはKYBER社のOCRシステムに人力での校正も入っているため。(関連記事)何度か試したところ、他人が読めるレベルの文字ならほぼ認識できた。もし、1行の幅が狭くて文字が汚くなりがちなら、2行使って大きくていねいに書けばいい。
OCR的に過酷な状況でもへっちゃら |
↑筆ペンや色ペン、鉛筆の汚い文字でも正確に読み取ってくれる。一般的な活字向けOCRではほぼ不可能な性能だ。 |
間違いなく認識された |
↑二重線やバッテンで消した文字はちゃんと除いてくれる点も賢い。絵や図は認識できないので、全体画像を確認して利用しよう。 |
さらに、SmartNote上部の枠に日時を記載しておくと、読み取ったメモをすぐにGoogleカレンダーへ登録できる。固定電話の横に置いておけばスケジュール管理に便利だ。
予定は日時を書くと便利 |
↑SmartNoteの上部には日時やタグの入力欄を用意。記述した日時はGoogleカレンダーに反映できる。管理に便利なタグの入力欄もある。 |
カレンダー自動登録 |
↑手でメモした予定をあらためてカレンダーに入れる手間が省けて便利。 |
認識時間の長さはやや気になるが、処理はKYBERのサーバーが実行するためスマホの動作に影響しないのは◎。SmartNoteはA6サイズのほか、スマートフォンサイズも用意。システム手帳風のスマホケースと持ち歩きたいアイテムだ。
KYBER SmartNote
●オーリッド(メーカーサイト)
●直販価格
『A6-V Classic x3 pack』、『A6-H Classic x3 pack』(3冊) 2247円
『A7 Classic x3 pack』(3冊) 1647円
『KYBER SmartNote SmartPhone Classic x3 pack』(3冊) 1497円
『SmartPhone x2 pack』(2冊) 1000円
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