●ハイエンド2機種
HDR-PJ760V |
予想実売価格14万円前後、3月9日発売予定。 |
HDR-CX720V |
予想実売価格12万円前後、3月9日発売予定。 |
ハイエンドクラスは、『HDR-PJ760V』と『HDR-CX720V』の2機種でレンズフードが付属。プロジェクターとビューファインダーを内蔵するぶん『HDR-PJ760V』のほうが2万円ほど高価。また、内蔵メモリーは『HDR-PJ760V』が96GBと『HDR-CX720V』よりも32GB多い。重量は『HDR-PJ760V』が約680g、『HDR-CX720V』が約645g。
そのほかの仕様は共通で、総画素数665万画素(動画時の有効画素数は614万画素)の1/2.88型“Exmor R”CMOSと光学10倍ズームレンズ(35mm換算26-260mm)を採用する。エクステンデッドズーム時は17倍となる。
GPS地図は45地域から南米やアフリカなどを追加した79地域に拡充。自動シーン認識機能“iAUTO”には、新たに“自動風ノイズ軽減”を追加し、風音の周波数特性から風ノイズを検知して自動で強風/弱風/無風モードの3段階で風ノイズをカットする。
また、マニュアルで設定する必要はあるが“くっきり音声”モードを新搭載。顔認識と連動し、画面に人を検知すると自動でガンマイクのような指向性に変わり、周囲の音を弱めて人の声を際立たせる。
『HDR-PJ760V』のプロジェクター部は解像度が640×360ドットと従来機『HDR-PJ40V』と同じだが、輝度は20ルーメンと倍に、最大投影サイズは60インチから100インチにアップした。
新開発の“空間光学手ブレ補正” |
↑左が従来のCMOSシフト式光学手ブレ補正。右がレンズとCMOSをユニット化して動かす空間光学手ブレ補正。 |
ハイエンドクラスの最大の特徴は新開発の“空間光学手ブレ補正”だ。レンズとCMOSをひとつのユニットにして、手ブレを補正するため、従来のCMOSだけをシフトする光学手ブレ補正よりも手ブレ軽減エリアが広くなり、望遠時、広角時ともに従来比で13倍ブレないという。特に、望遠時に歩行している場合などにその効果は大きく体感できるはず。また、手ブレ補正の影響による周辺解像度や明るさの劣化も低減した。
●ミドルレンジ2機種
HDR-PJ590V |
予想実売価格10万円前後、1月20日発売予定。 |
HDR-CX590V |
予想実売価格9万5000円前後、1月20日発売予定。カラーは2種類。 |
ミドルレンジは『HDR-PJ590V』と『HDR-CX590V』。ハイエンドクラスと同様、型番に“PJ”を含む『HDR-PJ590V』がプロジェクター内蔵モデルで、レンズフードも同梱する。プロジェクター部の輝度は13ルーメンと『HDR-PJ760V』よりもやや劣るが、解像度や最大投影サイズは同等。
そのほかの仕様は2機種とも同じで、総画素数543万画素(動画時の有効画素502万画素)の1/3.91型“Exmor R”CMOSや光学12倍ズームレンズ(35mm換算26.8-321.6mm)を採用する。エクステンデッドズームは20倍となる。内蔵メモリーは64GB。サイズはハイエンドクラスよりもひと回り小さく、重量は『HDR-PJ590V』が約425g、『HDR-CX590V』が約370gだ。
●ローエンド2機種
HDR-CX270V |
予想実売価格6万5000円前後、1月20日発売予定。カラーは4種類。 |
HDR-PJ210 |
予想実売価格5万5000円前後、2月17日発売予定。カラーは2種類。 |
ローエンドの『HDR-CX270V』はCMOSのサイズこそミドルレンジ機種と同じだが、動画時の有効画素数が223万画素と劣る。静止画の最大記録画素数では、ハイエンドとミドルレンジ機種は“全画素超解像技術”により、最大2040万画素だが、『HDR-CX270V』は最大890万画素となる。内蔵メモリーは32GB、光学30倍ズームレンズ(35mm換算29.8-894mm)を搭載する。エクステンデッドズームは55倍となり、望遠撮影に向いている。重量は約255g。
プロジェクター内蔵モデルのローエンドは『HDR-PJ210』。総画素数150万画素(動画時の有効画素数は131万画素)の1/5.8型“Exmor R”CMOSと光学25倍ズームレンズ(35mm換算36-1080mm)を採用する。エクステンデッドズームは30倍だ。内蔵メモリーは8GB、重量は252gとなる。
プロジェクターの輝度は10ルーメンと最下位機らしいが、解像度と投影サイズはハイエンドやミドル機と同等だ。
●3Dモデル1機種
HDR-TD20V |
予想実売価格15万円前後、3月9日発売予定。 |
3Dビデオカメラ『HDR-TD20V』は、『HDR-TD10』の後継にあたり、市場の声を反映する形で、2眼2CMOS構成を崩さずに従来比で34パーセント小型化。重量は約510gと、『HDR-TD10』よりも約170gほど軽い。
また、小型化に伴って2レンズの幅が21ミリと10ミリせまくなり、3D撮影でクロストークが出ない被写体との最小撮影距離は以前は80センチだったのが30センチと、寄りの撮影が簡単になった。近くのもの3Dの迫力を出して撮りたいときなど効果的だろう。
CMOSは総画素数420万画素(3D動画時の有効画素数199万画素)の1/4型“Exmor R”CMOS×2から、総画素数543万画素(3D動画時の有効画素398万画素)の1/3.91型“Exmor R”CMOS×2へ画質アップ。レンズは光学10倍ズームレンズ(3D時で35mm換算33.4-400.8mm)、エクステンデッドズームは12倍(2D時は17倍)となる。
全機種でグリップ部にUSBケーブルを内蔵 |
なお、今回のハンディカムから全機種に、D端子ケーブルの代わりにミニHDMI-HDMIケーブル(1メートル)が同梱。グリップに収納されている内蔵USBケーブルも全機種に採用しているのもなにげうれしい仕様だ。PC用の画像/映像管理ソフトは『PlayMemories』となり、2012年春開始のクラウドサービスなどと連携できるのもポイントだ。
●関連サイト
ソニー ハンディカム
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