画面の解像度は高ければ高いほどいいに決まっているわけですが(個人的には)、Android端末は形状も画面サイズも解像度も実にさまざまであります。現在、ドコモの端末で言えば、下は640×480ドット(BlackBerry Bold 9900)から、上は720×1280ドット(GALAXY NEXUS SC-04Dなど)まで、実に多様な解像度の端末が混在しています。
解像度気になりません? |
iPhoneだと、3G、3GS、4、4Sと画面のサイズ自体は同じで、解像度は4/4Sは326ppi、640×960ドットの“Retinaディスプレイ”を採用したものの、3G/3GSと4/4Sの解像度の差は、見え方という範疇ではかなりの部分、OSが吸収しています。
しかしAndroidスマートフォンは、画面サイズ、解像度、そして各アプリのつくりがてんでバラバラなので、結構見える範囲や、その佇まいまで違ってくるはずなんですね。
というわけで今回、WVGA(480×800ドット)の『F-12C』と、HD(720×1280ドット)の『GALAXY NEXUS SC-04D』で、さまざまなアプリを立ち上げて、その見え方がどのくらい変わるのか比較してみました。
なお『F-12C』はAndroid 2.3、『GALAXY NEXUS SC-04D』はAndroid 4.0を搭載しており、またブラウザーやGmailアプリのバージョンも異なります。ただ、『2chMate』や『ジョルテ』などはまったく同じ設定で表示しているので(OS自体のフォントは違いますが)、ほぼイコール条件で比較できるはずです。
では一気に、じっくりご覧ください!
ホーム画面
F-12C |
NEXUS |
ブラウザー
F-12C |
NEXUS |
Gmail
F-12C |
NEXUS |
2chMate
F-12C |
NEXUS |
マーケット(1)
F-12C |
NEXUS |
マーケット(2)
F-12C |
NEXUS |
ジョルテ(1)
F-12C |
NEXUS |
……なんか微妙すぎる結果でゴメンナサイ。最大の理由は『GALAXY NEXUS SC-04D』が画面内に、戻る、ホーム、履歴ボタンが配されていること。このスペースのせいで、本来表示できるはずの情報が表示できないわけです。
そのうえほとんどのアプリでは、下記のとおりフォントサイズを指定できたりします。
ジョルテ(2)
※フォントを75%に設定
F-12C |
NEXUS |
たとえばジョルテの月間表示であれば、『F-12C』では1日のなかに2つの予定しか表示できなかったところ、フォントを75%に設定すれば3つの予定を表示可能になるのです。
ですが、同じくフォントを75%に設定すれば、当然のことながら『GALAXY NEXUS SC-04D』は4つの予定を表示できます。
と言うわけで、意外とAndroid OS(アプリ)も端末ごとの解像度の違いを調整できてるのですね。少なくともAndroid 4.0の画面内のボタンはジャマだなーということがよくわかりました。
記事タイトルに「HD解像度以下のスマホは買っちゃダメ!」なんて書きましたが、謹んで「HD解像度以上のスマホがいいかも?」にお詫びして訂正させていただきます。
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