NVIDIAのミドルハイクラスGPUの『GeForce GTX560Ti』にCUDAコアを384基から448基に増設したモデルが発表になりました。GTX560Tiは、2万円前半で、重量級も充分遊べる性能をもちます。バトルフィールド3を、画質:最高(1920×1080ドット)で計測したところ、フレームレートの平均は33fpsと、快適に遊べる基準の30fpsを上回っています。
ちなみに、週刊アスキー12月13日号では『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』や『バトルフィールド3』といった注目FPSゲームを徹底的にベンチしていますので、チェックしてくださいね!
そして、今回登場する『Geforce GTX560Ti with 448 Cores』は、描画処理の要となるCUDAプロセッサーコア数を増やしたモデル。NVIDIAの発表資料によると、実ゲームのベンチマークで5~6fps程度向上しているようです。
以下はリファレンス仕様での比較表です。
GTX56Ti 448Cores | GTX560Ti | |
CUDAコア | 448基 | 384基 |
コアクロック | 732MHz | 822MHz |
プロセッサークロック | 1464MHz | 1645MHz |
メモリー | 1.2GB GDDR5 | 1GB GDDR5 |
補助電源 | 6ピン×2 | 6ピン×2 |
消費電力 | 210W | 170W |
SLI | 3ウェイ | 2ウェイ |
仕様をみると、コアが増えているだけに消費電力も増加しており、コアのスペックを落とすことでバランスをとって40ワットアップに納めた、というところでしょうか。
……と、まあ期待感たっぷりに紹介していましたが。なんとアジア地区での発売は予定されていないとのこと!
何度もNVIDIAの資料を見て問い合わせてみましたが、
Available in the following regions
North America: USA, Canada
Europe: UK, France, Germany, Russia, Nordics
の記載のみ。ただし、搭載機はASUSTeKやギガバイト、MSIなど日本でもおなじみのメーカーから登場する予定とのこと。もし発売されたら2万5000円くらいかな? メーカー様よろしくお願いしますよ!
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