ソフトバンクに続きauからも『iPhone 4S』が発売され、日本でも複数キャリアのユーザーがiPhoneを入手できるようになりました。とは言えドコモユーザーはまだ購入できませんし、また海外に多く行く人などはSIMロックフリーのiPhoneを入手したいと考えているでしょう。
幸いなことにiPhone 4Sは海外で販売されているモデルにも技適マークが入っています。そのため海外で販売されているSIMロックフリーのiPhone 4Sを入手して、国内で利用することが可能です。
では海外で買ったiPhone 4Sが日本で利用中に故障した場合、日本のアップルでは修理をしてくれるのでしょうか? 現在iPhone 4SのSIMロックフリー版はアメリカ、イギリス、カナダ、香港、オーストラリアなどのものが販売されています。
ちなみにこれまでには海外で購入したSIMロックフリーの『iPhone 3GS』や『iPhone 4』を日本で修理したという実例がいくつもあります。ところがiPhone 4Sは海外品の修理を依頼したところ、修理できないケースがいくつか出てきているようです。
そこで週刊アスキー編集部員がアップルストア銀座でスタッフに確認したところ、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、中国のiPhone 4Sは、日本のiPhone 4Sと内部的に仕様が異なることから修理できないとのこと(異なる仕様の詳細については不明)。
また他国のもの(アップルストア銀座スタッフによれば香港と韓国版)は修理可能とのこと。これはおそらく、リージョン=地域の違いによるものだと思われます。日本と同じリージョンの製品なら修理ができるようです。
SIMロックフリーiPhoneが買える香港のアップルストア |
iPhoneの保証規定は国によって異なるケースがあるようで、たとえば香港ではアップルストアや正規代理店で購入した香港品のみ修理可能。香港のキャリアで購入した場合はキャリア持ち込みとなります。ソフトバンクやauで買ったものもアップルで修理対応してくれる日本より規定が厳しくなっています。
一方、日本や海外からの渡航者が香港滞在中に自分のiPhoneが壊れた場合、自国で購入し使っていることの証明をすれば海外品でも受け付けてくれるケースがあるそうです。
香港で相談したところ基本的に香港品のみ修理可能とのこと |
いずれにせよ、iPhone 4までは海外品も日本では修理できたケースがありましたが、iPhone 4Sでは購入国によっては日本で修理できないということになってしまったようです。
またこの保証規定は今後変更される可能性もあります。これから海外品のiPhone 4Sを購入する際は、その販売元がどこの国なのかを留意する必要がありそうです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります