ウィルコムが今冬におもしろい商品を出すようだ。『イエデンワ』と『ストラップフォン』である。
↑ウィルコムのフリスクサイズのPHS『WX03A ストラップフォン』。 |
携帯電話のキャリアとは別路線を突き進むウィルコムの、いわば発想の転換から生まれた商品といえるだろう。
イエデンワはそもそも家に置くのが目的なので、ウィルコムの無線網のカバーエリア内であれば確実につながる。……これ何げに売れるかもしれない。たとえばお年寄りにも良いし、仕事などで会社専用の電話番号が必要になる場合があるので、そういう人にももってこいだろう。
かくいう私も、仕事関連の契約上、固定のIP電話を使用していたのだが、当時これがあったら使っていただろうな。まぁ、かかってくるのは仕事の電話だけなので、私の会社の場合は途中から担当スタッフの携帯電話に転送指定する設定にしてしまっていたけどね……。
一方、ストラップフォンはフリスクサイズの小さな端末で、携帯電話自体を携帯電話のストラップにしてしまおうというすごい発想である。2代目需要の多いウィルコムならではのおもしろ作戦である。
ウィルコムは1台契約すると2台目の基本料金は無料なので、この2つを契約して1台は家に置いておいてもいいかな、と思う。基本料金もNTTと契約するよりも安かったりするしね。
ついでにPC向けのモデム型『イエルーター』なんかを発売したら売れると思ったりするんだけど、どうかね?
■今週のガジェット■
『WX02A イエデンワ』、『WX03A ストラップフォン』
『WX02A イエデンワ』
据え置きタイプのPHS。設置工事不要、AC電源のほか、単3電池4本でも駆動する。
『WX03A ストラップフォン』
わずか33グラムの世界最小最軽量のPHS。1インチ有機ELの画面でメールの送受信も可能。
発売:ウィルコム(関連サイト)
価格:未定
■今週の近況■
新聞に雑誌広告があった。『冤罪File』という本。冤罪ってそんなに多いの!? いっぽう、朝日新聞には「田中元首相が有罪確定していたとの記載はミス。正しくは最高裁上告中に死去」との訂正記事。こんな基本的なことをミスるとか、もはや大新聞と呼ぶべきか微妙な感じだよね。
※この連載は週刊アスキー11月15日号(10月31日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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