今年8月にPC事業の見直しを発表していた米HPから、事業の継続が発表されました。一時は“他社へ事業売却”とまで報道されていただけに、ひと安心といったところですね。
以下、日本HPからのリリースです。
カリフォルニア州パロアルト、米国時間2011年10月27日- ヒューレット・パッカード カンパニーは同日、パーソナルシステムズグループ事業(以下、PSG)に関する戦略的位置づけの検証を終え、PSGを同社の一部として維持、継続展開することを決定しました。 ヒューレット・パッカード カンパニー社長兼CEOのメグ・ホイットマン(Meg Whitman) は次のように述べています。「HPはPSGの独立分社化に伴う戦略、財務、および営業面等における影響について客観的な評価を行いました。評価分析の結果、PSGを維持することがお客様、パートナー企業、株主の皆様、また社員のために、最適な判断であるという結論に至りました。PSGがHPと一体であることにより、HPとPSGは統合された事業運営を進め、さらなる成長を生み出していきます。」 HPは8月のPSG事業の戦略的見直し発表以降、 各事業部門の専門スタッフも加え、さまざまな角度から客観的に検証してきました。その結果、サプライチェーン、IT、および調達等の主要業務を、HP全体として統合していることのメリットが非常に高いことが明確となりました。またPSGが、HPのソリューションポートフォリオと企業全体としてのブランド価値に対し、大きく貢献していることも認識されました。PSGが分社化し、独立企業としてサプライチェーンやIT等を再構築するために要する費用は、PSGの分社化メリットを上回ることも示されました。 これらの分析から、HPの事業モデルとお客様および株主へのPSGの事業価値が改めて確認されました。PSGは、HPが一般消費者、中小企業、および大企業のお客様と長期にわたる良好な関係を構築するためにも重要な事業です。HPの取締役会は、PSGがHPに利益と成長をもたらし、さらに他の事業部門との連携によるソリューションの提供を加速させることを確信しています。PSGはイノベーションと技術的リーダーシップの歴史を持ち、また利益に関し ても業界をリードする実績を確立してきました。HPは世界最大のPCメーカーで あり、PSG単体での2010会計年度の売上高は407億ドルに達しています。 「PSGはHPの一員として、PC、ワークステーションをはじめ、業界で最も幅広いポートフォリオとグローバルスケールを備え、それらすべてにわたる製品イノ |
●関連サイト
日本HP
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります