刑務所での生活サイクルが整い、起床時間には自然と目が覚めるようになった。シャバでもいまみたいにスッキリと起きられたら……とか考えていたら、『talk'Oclock』なる海外サービスを発見した。
こいつはP2P経由で、見ず知らずの人からモーニングコールをしてもらえるというソーシャルサービス。ブラウザーから利用できるほか、AndroidやiPhone用のアプリもある。これ最高だよね。でも、そもそも電話嫌いなうえに、目覚めも悪い私としては、かかってきた電話に喧嘩腰で出てしまいそうで、ある意味怖いが……。
こんな感じで今後ソーシャル系のアプリが出てくるとおもしろいことが増えるだろうね。うまく利用すればビジネスに繋げることだってできる。私が収監される際に着ていたTシャツも、ツイッター経由でプレゼントされたモノなのだが、その後話題となり、Tシャツの販売元は大儲けしたのではないだろうか?
最近は、床についてからも寝付けず、小1時間ほど (といっても時計がないので正確な時間ではないが) 考え事をしたりするのだが、思いつくのはソーシャル系のビジネスプランだったりする。たとえば、オープンSNS上にウィキのようなシステムをつくり、投票システムや募金機能を加えたりね。無料アプリにして配布すれば波及も大きいだろう。ソーシャルメディアは、既存メディアに負けない力を持つ可能性を秘めている。
■今週のガジェット■
『talk'Oclock』
↑起こしてほしい日時を設定すると、ほかのユーザーがモーニングコールをしてくれるソーシャ ルサービス。Facebookのアカウントを利用するので、相手には自分の名前と性別だけがわかる。現在βサービス中。
↑Android版、iPhone版アプリのほか、ブラウザーからでも使用可。
※編集部で試してみたところ、日本の電話番号での登録はブラウザーのみから行なえた。
■今週の近況■
長野刑務所では、毎週金曜日に映画が放送されるのだが、ラインアップが結構リッチ。いままでに『ソーシャル・ネットワーク』や『TRON』などが流れた。ボリュームディスカウントが効いているのかな? まさか法務省がライセンス料を支払っていないということはないだろうし。
※この連載は週刊アスキー10月25日号(10月11日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります