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発売直前!“ ウォークマン史上最高音質”を聴いてみた! タッチパネル搭載の『NW-A867』

2011年10月07日 18時00分更新

2.8インチタッチパネルを搭載したウォークマンAシリーズの最新モデル。アンドロイド対応ではありませんが、ほとんどの操作がタッチ化され、正面にはホームボタンひとつというシンプルな構成になりました。

NW-A867

デジタルアンプは新たに“S-Master MX”に進化。非搭載の下位Sシリーズと比較するとノイズの少なさが明確にわかり、本来の音だけがスーっと耳に入るクリアー感がすばらしい。
このクリアーな感じが初めは無味無臭でもの足りない気もしたのですが、耳が慣れてくると、小さな音がハッキリと判別できるように。たとえばバックの手拍子やドラムが跳ね返るときの音など、普段は聞き逃しているような音がしっかりとらえられます。キラキラした派手さはないけれど、その曲がもっている良さがストレートに伝わる感じです。

NW-A867
↑タッチパネルの反応は軽快。メニュー階層などの基本部分は旧製品と同じなので、タッチ操作になってもとまどう部分はない。

デジタルノイズキャンセリング機能は、いつもうるさい賑やかな編集部で“室内”を選択して試してみました。すぐ近くで2人の編集者が熱い議論を交わしていたのですが、ノイズキャンセリングを通すと、何かしゃべっていることはわかるし、音声も耳に入ってくるんですが、内容が聞き取れない状態になります。意味のわからない外国語を聞くのに似ているでしょうか。
ノイズキャンセリング特有の圧迫感は多少ありますが、効果強度を±15段階で調節して、和らげることができます。自分の仕事に集中したいときにいいかも。

NW-A867

正直なところ同時発表されたアンドロイド対応のZシリーズ(12月発売予定)と、このAシリーズ、どっちを買おうか悩んでいる人もいると思います。Aシリーズは音質性能ではZシリーズと同等で、サイズはよりコンパクト。歌詞表示やMP3の欠損を補完する“DSEE”など、ウォークマン独自の再生機能はすべて装備しています。純粋に音にこだわったデジタルプレーヤーが欲しいなら選んで損のない製品です。

NW-A867
ソニー
●予想実売価格 3万4000円前後
●10月8日発売予定
●関連サイト ソニー 公式サイト

<SPEC>
メモリー容量 64GB
ディスプレー 2.8インチTFTカラー液晶(400×240ドット)
対応音声形式 MP3、WMA、ATRAC、リニアPCM、AACほか
対応ビデオ形式 MPEG-4、H.264/AVC、WMV
対応画像形式 JPEG
通信機能 Bluetooth
バッテリー持続時間 23時間(MP3音楽再生時)、20時間(ノイズキャンセルオン時)
サイズ/重量 52.5(W)×96.9(D)×9.3(H)/ 約77g

 

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