ある日、バンダイナムコゲームスのゼネラルマネージャーS氏より1本の電話が。
「アカザーさん、前に車椅子だから『機動戦士ガンダム 戦場の絆』アーケード版ができなくて涙目」とかって言ってたじゃないですか? 試作で、ぺダルを使わずにプレイできる筐体をつくりましたんで、是非プレイしに来てくださいよ!」
もう、5年も前に出たアーケードゲームとはいえ、180度スクリーンで、夢にまでみたモビルスーツの操縦体験が車椅子のオレでもできるとか! コレはもう行くしかねェ!!
というワケでやってきました。品川にあるバンダイナムコ未来研究所。そうそう、ココの玄関ホールをとおるたびに、このエスカレーターの下に置いてある戦場の絆が気になってしょうがなかったんだよ。
エスカレーターの横から、覗いてみると中にはすでにS氏をはじめ開発チームの方々が。
しかし、あいさつもそこそこに、さっそく筐体にインとか!www
「フヘヘヘ、アハハハ、僕が一番うまくガンダムを扱えるんだ!」なんていうセリフが自然と出ちゃうほどテンションあがりまくりで前方に目をやると……。
アレ? 向こうにいるのジムさんじゃ?
なんか撃ってるし。しかも爆発したしw
つかオレが乗ってんのザクじゃんw
はわわ、なんぞこのド迫力!
右に視線をやると……。
ザクマシンガンを構えた腕、でか杉!www
ここで、戦場の絆を知らない方にちょっとご説明。この戦場の絆は、180度球体スクリーンにプロジェクターでゲーム画面を投影することで、MSを操縦しているような擬似体験ができるゲームなのです。
なので、プロジェクターの電源を切った状態では、ただの真っ白い半球型スクリーンがあるだけ。
つまり頭部の上に設置された、このプロジェクターがキモというワケです。
そして8月よりこのプロジェクターが『FULL HD プロジェクターKIT』に絶賛アップデート中! さらに基盤も新型となって、“射撃戦で飛び交う炎”や“天高く立ち昇る黒煙”などが、よりリアルに描画されるようになったとのこと。アップデート済みの筐体の目印はこのHDロゴ!
さらに新型筐体ではコックピットのグラフィックを一新し、操作パネルまで追加。いやー、どおりでメチャメチャ雰囲気が出てるハズだよ。なんかオレにはわかるよ!! 前の乗ったコトないけどw
そして、仲間とのチャット用ボタンを操縦管横に追加。ちなみに今回は特別にこのボタンにペダルで操作するブースト&ダッシュを割り振ることで、車椅子のオレでもプレイ可能なようにカスタムしていただきました。
ていうか、あまり知られていませんが、ここバンダイナムコ未来研究所では、『ワニワニパニック』などをリハビリ用にカスタマイズしたゲームを作ったり、そっち方面のゲームの開発研究も行なってたりしているのです。
というワケで、車椅子用に特別カスタムしてもらったある意味オレ専用MSで、いざ戦場へ出撃!!
……酔いました。
「教官、オレちょっとMSの操縦ムリっぽいんで、戦車とかでいいです」なんて言葉が出ちゃう感じでした。
そんな弱音をS氏にぶつけると「私も最初はそうでしたよ」との暖かいお言葉。
まぁ、俺のショッボイインプレ記事読むよりこっち見たほうが確実だしね。
というワケで、本日10月4日25時30分からテレビ東京にて放送開始の新番組『機動戦士ガンダム 第07板倉小隊』を要チェック!!
【内容】
インパルス板倉俊之を隊長に、バラエティーに富んだ面々で結成したチーム『第07板倉小隊』が、アーケードゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』を使い、日本各地のゲームセンターでその名を馳せている全国の強豪チームと対戦。戦いの中で、時にはぶつかり合い、時には味方を信じながら仲間同士の信頼を深めていくバラエティー番組。時には、サプライズゲストが登場したり、ガンダムファン、戦場の絆ファンはもちろん、原作やゲームを知らない人でも楽しめる番組です!
つか、戦場の絆だけで構成される30分番組とか……。これは超マニアック番組の予感。ゴクリ。
参照サイト
機動戦士ガンダム 戦場の絆
機動戦士ガンダム 第07板倉小隊
(C)創通・サンライズ
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