ウィルコムは東京・汐留で2011年秋冬モデルの発表会を開催。PHS端末10機種を披露しました。
発表会には、CMキャラクターをつとめる佐々木希さんと蛭子能収さんが登場。もうひとりのCMキャラクター、高田順次さんは現在海外ロケ中とのことで、爆笑ビデオ出演のみとなりました。
↑左から佐々木希さん、ウィルコムの宮内謙代表取締役社長、蛭子能収さん。それぞれ、お気に入りの端末を手に登壇。 |
今回の発表の目玉は、スマホとBluetoothで接続して受発信できるストレート型PHS端末の『SOCIUS(ソキウス) WX01S』と、“フリスク”とほぼ同サイズ、世界最小・最軽量PHS端末の『ストラップフォン(WX03A)』です。
“フリスク”フォンは手にもつとこんな↓サイズ。軽いです。オモチャみたいでかわいらしい☆
『ストラップフォン(WX03A)』 |
↑本体サイズ32(W)×10.5(D)×70(Hミリ、約33グラムの超小型PHS端末。12月発売予定、価格未定。エイビット製。 |
約1インチ(96×64ドット)の有機ELディスプレーを搭載し、ウィルコム間でメッセージをやり取りできる“ライトメール”に対応しています。解像度は低めでドット感を感じるディスプレーですが、文字のコントラストはクッキリで読みやすかったです。
↑メイン画面の“MENU”からライトメールなどの機能にアクセスする。 |
↑メニューを表示したところ。わかりやすいアイコンで機能を表現。 |
↑メール本文を表示したところ。コントラストが高く視認性はいい。 |
底面にマイクロUSB端子を搭載し、別売りのイヤホンマイクを接続して使えます。充電には利用できません。
その他、個性的だった端末を3つ紹介します。ひとつは哺乳瓶に似たデザインの『安心だフォン(WX01A)』。あらかじめ登録した1ヵ所にボタンひとつで発信できる、子供やシニア向けのPHS端末です。着信相手をひとつに限定し、知らない相手からの電話を防げる機能もあります。
おおよその位置を地図上で確認できる“ウィルコム位置検索サービス”に対応しています。
『安心だフォン(WX01A)』 |
↑大きなスピーカーと大きなボタンが特徴的。単4形電池3本で動く。12月発売予定、価格未定。エイビット製。 |
次は、外観はふつうの据え置き型電話だけどPHSという『イエデンワ(WX02A)』。
『イエデンワ(WX02A)』 |
↑外見はふつうの据え置き型電話機だけど、電話線はなく、無線で使えるPHS端末。12月発売予定、価格未定。エイビット製。 |
その証拠に、モジュラージャックはありません!
↑電源コネクターとマイクロUSBポートはあります。充電式の乾電池を入れ、マイクロUSBで充電することも可能です。 |
↑底面にもモジュラージャックはありませんよ。 |
AC電源でも、単3形電池4本でも動きます。赤外線通信機能があり、ケータイから電話帳のデータをコピー可能。しかも、この端末なら設置工事が不要で、買ってスグ使えます。持ち歩いて使うこともできますよ!
最後は、モバイルWiFiルーター『007Z』。通信速度は下り最大42Mbps、上り最大5.7Mbps。端末はソフトバンクの『ULTRA WiFi 007Z』と同じで、ロゴが異なります。
『007Z』 |
↑下り最大42Mbpsで通信できるWiFiルーター。10月7日発売予定、端末の実質負担額は0円。ZTE製。 |
月額料金も定額3880円で、ソフトバンクと同じ(ウィルコムは12月31日までのキャンペーン料金)。でもウィルコムの場合は、007Zと同時にほかのPHS端末を契約すると“だれとでも定額”の月額料金3ヵ月相当のぶんがキャッシュバックされるキャンペーンがあるのです。
さらに2つの発表もありました。ひとつは、来年春にAndroid搭載の3G&PHS両対応の端末を出す、とのこと。宮内謙代表取締役は「ウィルコムはW-ZERO3を出した、スマートフォンの草分け」と、意気込みを語りました。
もうひとつは、3G対応のWiFiルーター機能搭載PHS端末です。こちらも来年春に投入予定。
期待していたAndroid端末は今回はありませんでしたが、ユニークな端末の発表に驚きました。スマホとの併用を検討してはいかがでしょうか。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります