ウィルコムが新製品発表! スマホ複数台やタブレットと相性バッチリなBluetoothハンドセット機能を最速レビュー!
2011年09月21日 11時01分更新
9月21日、かなり久しぶりにウィルコムが新製品を発表しました! ソフトバンクグループの一員となり、発表会場もソフトバンクのビル内。「ウィルコムってことはスマートフォンじゃないんでしょ?」と思ったら……甘かった! スマートフォンではないものの、超トンガリまくった目玉機能のある機種を用意してくれました。
『SOCIUS WX01S』10月上旬発売予定 |
![]() |
---|
コンパクトで女性の手でもこのとおり手のひらに包める感じ。 |
『SOCIUS WX01S』
ディスプレー | 2インチ液晶(240×320ドット) |
連続待ち受け時間 | 約490時間 |
連続通話時間 | 約5時間 |
サイズ/重量 | 45(W)×11.5(D)×120(H)mm/約77g |
カメラ | ― |
ブラウザー | ― |
赤外線通信 | ○ |
Bluetooth | ○ |
※記事初出時、ディスプレーを有機ELと記載しておりました。 お詫びして訂正いたします。
そのひとつが、ストレート型の『SOCIUS WX01S(ソキウス)』。なんと、タブレット端末ユーザー待望のBluetoothハンドセット機能を装備。『GALAXY Tab』や『Dell Streak』など通話のできるタブレット端末の受話器代わりに使える機能です! また、業務用と個人用など2台の端末を使い分けているような人にもピッタリ。両方の通話をまとめてSOCIUSで受けられるわけです。
![]() |
---|
スマホ側でカレンダーを見ながら電話するなんてときも便利です。 |
これは試してみなければなるまい。さっそくウィルコムさんから奪い取ってお借りして試してみました。
『SOCIUS WX01S』(セイコーインスツル製)は2インチ(240×320ドット)液晶搭載のコンパクトなストレート端末。ウィルコムお得意の軽量ストレート型ですが、ブルートゥースマークのある専用ハードキーを備え、短押しで機器一覧、長押しでペアリング設定にアクセス可能。4台ペアリングでき、ブルートゥース経由で2台同時待ち受け可能です。
![]() |
---|
Bluetoothキーを長押しすると、一発でペアリング画面に。ふつうペアリング設定って深い階層にあるのでうれしいですよね。 |
![]() |
登録機器がなければこのような画面になります。 |
![]() |
---|
ここで、接続する機器でもBluetooth機能をオンにします。 |
![]() |
あっという間に接続成功。画面もシンプルながらわかりやすいです。 |
![]() |
上から順に、GALAXY Tab、iPhone4、WindowsPhone IS12T、BlackBerry9780。 |
どんなOSの端末でも使えるのかも気になったので、iPhone、アンドロイド、WindowsPhone、BlackBerryと全OSで4台持ちしているガジェオタさんを想定してテストしてみました。接続手順もシンプルで、BTペアリングに不慣れでもスムーズ。全OSとも、問題なくいけました。
![]() |
---|
全OS問題なく接続できた〜! こんな4台持ちしてたら変態だって? |
実際に通話を受けた際の挙動もチェック。たとえばGALAXY Tabに電話をかけると、ほんの一瞬の後にSOCIUSでも着信します。SOCIUSの画面には“Bluetooth着信中(SC-01C)”と表示し、の端末の着信を受けているかきちんとわかります。SOCIUS本体のアドレス帳に登録されていれば、画面に名前も表示されます。
![]() |
---|
GALAXY Tabの着信を受ける |
![]() |
iPhone4の着信を受ける |
![]() |
---|
WindowsPhone IS12Tの着信を受ける |
![]() |
BlackBerry9780の着信を受ける |
アドレス帳の移行では、SOCIUSの赤外線を使った全件受信がカンタンでした。約400件のアドレスが1分未満くらいで送受信完了。赤外線といえば、SOCIUSはPBAP(ピーバップ)というBTプロファイルに対応しており、赤外線ポートのないスマホでもBluetoothを介してSOCIUSの赤外線通信を利用し、データの送受信が可能です。メインのスマホに赤外線ポートがなくても、SOCIUSを使ってアドレス帳交換ができるというわけです。
![]() |
---|
メニュー画面もごくシンプル。 |
![]() |
アドレス帳の全件送信は赤外線でやってみました。Bluetoothでもできます。 |
また、Bluetoothのペアリングが解除されるとアラームが鳴るので、端末の置き忘れ防止にもなります。複数台持ちしていると、喫茶店などに置き忘れたり、うっかりどちらかを持たずに出掛けてしまうことも多々。実際の試用中にも、ペアリングしたスマホを持ち、SOCIUSを席に置いて帰ろうとしたらエレベーターホールでちょうどアラームが鳴る……といった具合でした。なんて便利! あ……ただ、デフォルトのアラーム音が最初だけ緊急地震速報に似ててビクッとするので変更しました。
![]() |
---|
一瞬、緊急地震速報に似ている“切断警告音”もカンタンに変更可能です。 |
重量も77グラムと軽量で、スマホと一緒に持ち歩いても苦にならないサイズです(こちらの記事の『ストラップフォン』ほどじゃないケドね)。
今回の新製品では、“スマホとの2台持ち狙い”というウィルコムのスタンスが感じられたのがとても印象的でした。今後ますますスマホが増えてくるなか、こんなふうにいろいろな選択肢があると楽しいですよね!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります