『ガチャコン』
App Store価格:無料
(価格は記事掲載時点のものです)
おもしろい。おもしろいんです。まず最初に断言しておきます。このゲーム、『ガチャコン』はおもしろいです。頭悪いと思われてもよいので書きますが、ちょーおもしろいです。「玄人好み」というのは、このタイトルを支持するiPhoneゲームのクリエイターさんやブロガーさんたちが、実は密かに異様に多いという意味です。いやいやもうね、さもありなんという感じです。
タイトル画面です。見まちがえようのないガチャガチャです。
『ガチャコン』には、青と赤、2台のガチャガチャが収録されています。実はこちら、赤い方が最初のもので、アップデートで青のガチャガチャが追加されました。イラストをよく見てもらうと、登場人物の少年が青年に成長していたりします。そのへんにストーリーの連続性を感じさせますが、基本、感じるだけで意味はありません。
ガチャガチャですから、100円を入れてレバーを回します。この100円は使ってしまっても時間が経つと復活し、最大500円までストックされます。アプリ本体も無料ですし、こちらの100円も無料です。ずっと無料で楽しめます。
100円を入れて、ぐるっと回して……やったぁ! 当たったぁ! ……って、こんなところ、連続写真で紹介しても意味ないんですけど。
『ガチャコン』のおもしろさは「くるっと回してわーい!」の部分ではなく、出てくる景品をコレクションするところにあります。画面の下の方を見ていただきたいのですが、景品にはフィギュア、オトボックル、ガチャキング、ガチャデビル(青のガチャガチャのみ)、おもちゃの5種類が用意されています。ちなみに上の画面はガチャキング2です。部品を1つ1つゲットしてついに完成しました! というだけでも楽しいのですが、画面右下に御注目ください。完成させると、なんだかアイコンのようなものが表示されます。これをタップすると、なんと! 「ガチャキング2のテーマ」が流れるのです! しかも! その歌詞がまたなんとも言えません。こうしたところが玄人好みの所以です。
フィギュア「ピザまん」の解説です。フィギュアにはそれぞれ、こんな感じで思わずクスッとなってしまう解説文がついています。
せっかくなので、もう1つ。「キャスター」です。まぁ、そりゃそうだw 急に思い出したのですが、PSPの大ヒット作『モンスターハンター』に登場するアイテムの紹介文も、たまにこんな感じでクスッとなるものがありますよね? ドス金魚とか。『モンハン』ファンのiPhoneユーザーにもおすすめです。
こちらがオトボックルです。ネタバレ的ななにかを考慮してあまりそろっていない方の画面を使わせていただきますが、僕的には『ガチャコン』で最も好きなのがこれです。楽器を1つ1つ集めていって、曲を完成させようというものなのですが、鳴らす楽器を選ぶことができます。ここが楽しいんです。もちろんすべての楽器を鳴らせば厚みのある演奏になるわけですが、バスドラムをぬいてみたり、シンセをぬいてみたり、あるいは1つ1つ確かめながら足していったりと、いろいろな楽しみ方ができます。これはぜひ、実際に触ってみていただきたいですね。
おもちゃは、実際に遊べる景品がそろっています。これこそネタバレ的なあれが気になるので1つだけ御紹介いたしますが、まぁ、およそこんな感じで、ちょっとこうひねりの利いたものがそろっています。あの! iPhoneゲームを代表する鬼才、RucKyGAMESをして「これ、単独のアプリでほしい!」と言わしめたものもあったりします。
というわけで、僕自身、まだまだ遊び足りない『ガチャコン』です。これまた急に思い出したのですが、『パワプロクンポケット』のおもしろさがわかるような方こそぜひ、このタイトルを遊んでいただきたいかも。すんごいグラフィックの、ものすんごいストーリーのゲームもいいんですが、こういう「クスッ」をこそ、日本のゲーム業界には大事にしていただきたい……と、なんか大人風にしめとこう、風邪ひいてるし。
『ガチャコン』
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