というわけで、シーメンスをかわきりに、パナソニック、ソニー、インテル、ドイツテレコム、サムスン、フィリップス、シャープ、ボーダフォン、レノボ、東芝、ビクターと、開幕の2日前から怒涛のような発表会に出まくっていたおかげで、開幕したとたんにダラダラレポートになってます。でも今日もエイサーやデルの発表会があったんですよねー。
南入り口にはシーメンスが巨大洗濯機を設置。丸い窓はディスプレーになっていて洗濯物が回転、実際に動いているようにみえる。
アンドロイド軍勢の勢いのためかどうかはわからないが、なぜかWindows PhoneとBlackBerryは建物の中ではなく、トレーラーと丸いドームテントというしつらえ。ちょっと息抜きしにきてねという感じなのだ。
エイサー編
エイサーはプレミアムノートの『TimelineX』の血をひいた、Ultrabook『Aspire S3』を発表。13.3インチで13ミリで1.3キロというハードウエアスペックとともに、レジュームからの再帰が1.5秒、ネットへの再接続が2.5秒と、合計で現行のノートPCより4倍速いのもウリ。欧州では9月末に出荷開始で、お値段は799~1199ユーロ(約8万8000円~13万円)とお求め易いです。
S3のタッチパッドは一枚板で、手前の部分がに2ボタンが仕込まれている。インターフェースは背面にUSB×2とHDMI、左側面にヘッドホン、右側面にSDカードスロットを備える。スピーカーは底面に配置されている。
ちなみに、S3の製品発表をした写真の人、“PCグローバル戦略担当プレジデント”Campbell Kan氏に、「11インチとかでもっと軽いUltrabookは出ないんでしょうか?」と聞いてみたら、「もちろんやるけどウィンドウズ8待ちです」という喜んでいいのか悲しんで良いのかよくわからない回答をいただきました。
エイサーのブースで発見したもの。その1は、7インチのアンドロイドタブレット『ICONIA A100』で、デュアルコアCPU、1024×600ドットのディスプレーに、5Mと2Mのカメラ、マイクロSDカードスロットを搭載しており、お値段は249ユーロ(→2万7000円)から。昨日のサムスンもそうでしたが、みなさんタブレットは7インチ以下に力を入れている様子です。
もうひとつ、ホントに欲しくなった縦長スマホ『ICONIA SMART』。21:9という縦(横?)長ぶりで、4.8インチ、1024×480ドットのディスプレイを装備。ゲーム用に6軸の傾きセンサー、また映画鑑賞のためにドルビーモバイルサウンドを内蔵するという変な凝り方も楽しい。
Ultrabookの兄貴分である『TimelineX』の3兄弟も魅力。13.3インチの3830TG、14インチの4830TG、15.6インチの5830TGとほぼ同様のスペックで3サイズある。すべて『GeForce GT540M』を搭載しているのも大きな魅力だ。
レノボ編
昨日発表されたレノボのUltrabook IdeaPad U300sはブースの中心に1台だけ展示されていた。13.3インチ、1366×768ドットのディスプレーで、厚みは14.9ミリ。液晶を閉じて横から見ると、真ん中がちょっとくぼんでおり、ハードカバーの本のようなデザインになっている。
ボディはアルミの一枚板をサンドブラストで成型したもので、全体を放熱版として冷却機能を高めている。ブースの説明員は、「これはグレーだけど、日本向けモデルはオレンジがあるかもね」とこっそり教えてくれた。
キーボード手前のタッチパッドはマルチフィンガーやジェスチャーにも対応。エイサーと同様に一枚板でボタンはやはり下に隠れた形だ。バッテリーは8時間駆動で、スタンバイ状態でも30日間もつという。30分で50パーセントまで充電できる『Rapid Charge』機能もレノボらしい。
インターフェースは本体左側にUSB2.0、右側にヘッドフォン、USB3.0、HDMIがある。お値段は999ユーロ(約11万円)からとエイサーよりはちょっとお高めである。
デル編
実は、新しい『Streak7』が出るとか、もちろんUltrabookを見せるとかいろいろ噂があったデルなんですが、実際は15.6インチと13.3インチを発売しているXPS Zシリーズの14インチ版をちらりと見せただけでした。すいません。
LG編
3Dテレビを中心に据えた展示で、3Dカメラとグラスレスの3D液晶を備えたスマートフォン、3D液晶のノートPCなどを一緒に並べて、みんなで3Dを楽しみましょうとアピール。また、左右の目に異なる画像を送るという3Dテレビの機能を逆手にとり、1台のテレビで2人が異なる映像を見ながらゲームしましょうというアピールも。
まだまだあるぞ編
一般にオープンしたサムスンブースでは、やはりGALAXY Tab 7.7とNoteが人気。また、昨日は公開していなかったスレートPCを披露していた。
巨大なパナソニックブースの中では、水着のおねえさんを使ったLUMIX体験コーナーが人気。昨日発表したばかりの無線LAN内蔵カメラも手にとって試すことができた。WiFiボタンを押すとiPhoneに画像を送り始める。
残念ながら、Gシリーズ用のXレンズはショーウィンドウの中。
こちら、従来はキリンさんやカニさんの形をした液晶テレビを発売しているHANNspree
の新製品バスケットボール型テレビ。これ展示用でなく、実際売ってるんです。ちなみにゴルフボール型もありました。ともに直径は1.5メートルくらいあります。
そんなHANNspreeまでもが7インチのタブレットを発売です。なんだか、一時期のデジカメブームみたいになってきました。
富士フイルムのブースで海外発表のみの『X10』を発見。レトロなデザインは『X100』と同じで、ファインダーが光学のみに簡素化され、レンズは4倍ズームで、リングを手で回して画角を変えるマニュアルな操作感覚がいいのだ。ダイヤルも2つ付いていて、ラ○カの生まれ故郷であるところのドイツ人はやはり気にしていた。
というわけで、明日以降も会場で面白いものがあったら、ダラダラレポしますねーー。
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