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堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2) 備えあれば憂いなしの防災グッズ

2011年09月02日 10時00分更新

文● 堀江貴文 構成●杉原光徳(ミドルマン) 編集●相川 イラスト●高松啓二

 今週は趣向を変えて、2点のデジタルガジェットを紹介する。

 震災の影響もあり、数多くの防災関連グッズが発売されているが、そのなかでも気になっている商品が『水電池NOPOPO』と『ペットボトル用LEDライト FL-108』である。

水を入れて使う非常用電池『水電池NOPOPO』
堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ

 まずは水電池だが、こいつはとにかくおもしろい! その名のとおり、水を入れるだけで充電ができるのだが、その発想がすばらしい。

 私と成毛眞さんの共著『儲けたいなら科学なんじゃないの?』ではないが、やっぱり科学っておもしろい。科学技術で世の中は大きく変わるが、政治によって世の中を大きく変えるのは難しい。世の中を変えるのは政治じゃなくて科学や技術だろう。

 と、壮大な妄想をしたが、『NOPOPO』の使い方は電池に空いている小さな穴に水を注入することで電気を発生させるという簡単なもの。未開封で約20年間保存でき、2〜3回なら繰り返し使用もできるみたいだ。そんな便利な電池なのに、値段は3本セット(単3)で630円と激安なのでお得。

 しかし、残念なことに電池としての性能は高くなく、普通の懐中電灯などでは暗くて使えないっぽい。なので、消費電力の少ないLEDライトやラジオなどで使用するしかなさそう。あくまで緊急時用の電池、という位置づけなのだろう。

 んで、もうひとつがペットボトルに装着できるLEDライト。

『ペットボトル用LEDライト FL-108』
堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ

 ペットボトルの飲み口にスッポリとおさまる小型LEDライトというだけで、コレといって特筆すべき点はないのだが、ペットボトルを手軽にランタン化させるアイデアが秀逸。これもふだん使うことはないものだが、このデジタルガジェットのようにアイデア次第ですばらしい商品を生み出せる、ということを覚えておくと、ビジネスの局面に役立つこともあるのでは?

 まぁ、いろいろと深く考えたものの、これらは「備えあれば憂いなし」というレベルのもので出番は少なそうだ。というか、できる限り使う状況になりたくないものだが……。


■今週のガジェット■
Digio2『水電池 NOPOPO』

堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ

↑水を入れるだけで発電する単3サイズの電池。1本でLEDライトを5時間使用できる。

販売:ナカバヤシ
価格:3本パック630円


『ペットボトル用LEDライト FL-108』

堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ
堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ

↑ペットボトルに取り付けて使うLEDランタン。バッテリーには、リチウム電池を2個使用、連続使用時間は約20時間。

販売:東京セイル
価格:1980円


■今週の近況■

まだ新聞購読ができないので回覧の読売新聞を読むのだが、情報が偏っているね。テレビも観られるが、刑務所にいるとテレビっ子になりそうで怖い。既存4大マスメディアの情報だけ取ると情報に偏りが出るので嫌だなぁ。世の中は、まだまだオールドメディアに支配されている。

堀江貴文の収監アスキー JAILぶれいく第4回(9/2)備えあれば憂いなしの防災グッズ

※この連載は週刊アスキー9月13日号(8月30日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。

●堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』

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