8月16日の記事に引き続き、“裸眼3D液晶”を搭載した15.6インチのノートPC『dynabook Qosmio T851/D8CR』の実力をチェック。
dynabook Qosmio T851/D8CR
●東芝
発売中
実売価格 22万円前後
■顔認識でスイートスポットを調整
裸眼3D液晶は、一般にスイートスポット(最適な立体感が得られる視聴ポイント)が狭いのが弱点。そのため、『T851』は、搭載するウェブカメラを使って顔認識してスイートスポットが変化する“フェイストラッキング”技術を搭載する。実際に顔を動かすと、それに合わせて最適な視聴位置を自動調整する。左右45度くらいまではしっかりと観られたぞ。
ソフト上の“フェイストラッキング”部分を拡大してみました。ほ~ほっほ。まるで某アニメの宇宙最強のあのお方のようなお姿。
■3Dテレビに3D映像を出力!
『T851』のスイートスポット調整は、ひとりしか認識しない。ノートPCなのであくまでひとりで観る用だ。しかしHDMI出力で、大型の3D液晶テレビに出力すれば、大画面でブルーレイ3Dなどの再生を複数人で楽しめる。なおこの場合、3D絵視聴方式は裸眼ではなくテレビ側に依存するので注意しよう。
■スッキリしたインターフェース
テレビアンテナや電源、LANケーブルは挿したままにする端子類がすべて背面にまとめられている。スッキリと設置できそうだ。
ほかダブルテレビチューナーやBDXL書き出しに対応するなど、テレパソとしての実力も十分だ。裸眼3Dのメリットも合わせて、買って損のない製品と言える。
dynabook Qosmio T851/D8CR
●SPEC
CPU Core i5-2410M(2.3GHz)
メモリー PC10600 DDR3 4GB×2(最大8GB)
ストレージ HDD 750GB
光学ドライブ ブルーレイ(BDXL書き出し対応)
グラフィック GeForce GT540M
ディスプレー 15.6インチ裸眼3D液晶ディスプレー(1920×1080ドット)
3D対応形式 サイドバイサイドのテレビ放送、ブルーレイ3D
インターフェース USB3.0、USB2.0×3、IEEE802.11b/g/n、ギガビットLAN、HDMIほか
テレビチューナー 地上/BS/110度CSデジタル放送対応×2
OS Windows7 Home Premium 64ビット(SP1)
バッテリー駆動時間 約2.9時間
サイズ/重量 387.6(W)×266.8(D)×36.8(H)mm/約3.3kg
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