『dynabook Qosmio T851/D8CR』はメガネなしで3D映像を楽しめる、“裸眼3D液晶”を搭載した15.6インチのノートPCだ。一般的なメガネを必要とする3Dと比べて、その実力はどれほどのものか!? 実際にコンテンツを観てチェックした。
dynabook Qosmio T851/D8CR
●東芝
発売中
実売価格 22万円前後
■メガネなしで疲れにくい!
視聴したのは、水中の様子を映したデモ映像と3D制作の番組BS11『3D紀行Ⅸ 東京水上散歩』、ブルーレイ3Dの映画『Cloudy with a Chance of Meatballs』の3つ。立体感がよく出ている印象、サカナが手前に来たときなど飛び出してくる感が強かった。旅番組の景観は自然な質感を維持しつつ奥行きが深かった。また、個人差はあるが2時間ほど3D映像を視聴しても、不快感や違和感は起こらなかった。なにより、3Dメガネが必要ないのがうれしい。
■2Dと3Dを同時視聴できる!
視聴ウインドーのみ3D化が可能。デスクトップ上の他の部分は2Dのままなので、ブラウザーでネットをしつつ、3D映像のながら観ができる。ウインドーの移動や、全画面表示からのウインドー化も。従来は全画面のみだったので、これは便利。
■2D映像もリアルタイムで3D化!
“リアルタイム2D3D変換機能”を使えば、どんなテレビ番組も3D変換して観られる。立体感は番組によって異なり、街の風景など奥行きのある映像は、本物のように感じた。アニメなどの奥行きがない映像は苦手のようだ。
■YouTubeの3D映像には非対応
対応3D形式は、テレビ放送やブルーレイ3Dのサイドバイサイド“MPEG2-TS”と“MPEG4”のみ。残念ながら、YouTubeの3D映像や、ソニーの3Dハンディカムが採用する“MPEG4フレームバッキング”や、3Dビデオカメラで多い“H.264サイドバイサイド”の映像は再生できなかった。ソフトウェア的に観られるようになるのであれば改善を期待したいところだ。
dynabook Qosmio T851/D8CR
●SPEC
CPU Core i5-2410M(2.3GHz)
メモリー PC10600 DDR3 4GB×2(最大8GB)
ストレージ HDD 750GB
光学ドライブ ブルーレイ(BDXL書き出し対応)
グラフィック GeForce GT540M
ディスプレー 15.6インチ裸眼3D液晶ディスプレー(1920×1080ドット)
3D対応形式 サイドバイサイドのテレビ放送、ブルーレイ3D
インターフェース USB3.0、USB2.0×3、IEEE802.11b/g/n、ギガビットLAN、HDMIほか
テレビチューナー 地上/BS/110度CSデジタル放送対応×2
OS Windows7 Home Premium 64ビット(SP1)
バッテリー駆動時間 約2.9時間
サイズ/重量 387.6(W)×266.8(D)×36.8(H)mm/約3.3kg
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