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【新着ほやほや!】和製キンドルをめざしたパナソニックの電子書籍タブレット『UT-PB1』

2011年08月06日 13時00分更新

UT-PB1

パナソニックから電子書籍タブレット『UT-PB1』が登場。楽天の電子書籍ストア『Raboo』に対応。発売およびサービスインは8月10日からですが、ひとあし早く、実機に触ってみました。

カラーは“ロージーブラウン”。紫のバラ色というか、家で読書するという用途を考えると、落ち着いたよい色だと思います。7インチ(1024×600ドット)という液晶ディスプレーの大きさは、タブレットして考えると小さいけれど、電子書籍端末として見た場合は最適なサイズ。iPad2が600グラムを超えるのに対し、400グラムという重さも片手でもって読むのに問題なし。『UT-PB1』はアンドロイド(ベースの)タブレットというより、あくまで電子書籍端末としての使い勝手を優先させているように感じます。
 

UT-PB1
↑ホームボタンを押すと表示されるのがこの“マイデスクトップ”。“チラよみ”、“読みかけ”、“お気に入り”、“未読”に本を分類できます。指でドラッグして、順番を並び替えたり、移動が可能。電子書籍で“積ん読”が実現されてるところがおもしろい。
UT-PB1
↑本棚を模した“マイシェルフ”。ここらへんは『iBooks』などでも見られるインターフェースですが、表紙のサムネイルがあるとやっぱり一覧性がいいですね。
UT-PB1
↑本文を表示したところ。さすがに読みやすい。文字の大きさは5段階で変更可能。電子書籍を読み進めるときは、フリックよりもタッチでページをめくるほうが楽だと個人的には思っているのですが、そこらへんの設定やページめくりのアニメーションも変更できます。

『UT-PB1』はアンドロイドがベースになっていますが、アンドロイドマーケットには非対応。16種類のアプリがプリインストールされているものの、追加は今のところできません。ここは週アスとしてはもの足りないところですが、iPadが発売されたとき、親に買ってあげようかと考えた私としては、“用途が限定されている”のは、PCに強くない人(うちの親とか)であれば、むしろ使いやすいのではという気もします。『ウェザーニュースタッチ』、『乗換案内』といった搭載アプリのセレクトにもそれは感じられます。

UT-PB1
↑“アプリ一覧”を表示したところ。『カメラ』、『カレンダー』、『メール』といった基本的なアプリから、『ウェザーニュースタッチ』、『乗換案内』、『radiko.jp』など、日常生活で役立ちそうなアプリを搭載。タブレットをリモコン代わりにして同社のテレビを操作する『VIERA remote』や同社のレコーダーに遠隔録画予約できる『DiMORA』など、パナソニック製品連携アプリも。

具体的なCPUは公開されていませんが、デュアルコアCPUということで、ブラウザーの動きや動画の再生も問題なし。テレビメーカーの製品だけに液晶の発色もキレイです。ここはタブレット端末としての可能性を感じるところなので、電子書籍としてだけ使うにはもったいないというべきか。

UT-PB1
↑『ブラウザー』アプリで週アスPLUSを表示。“戻る”がボタンでしか操作できなかったり、使い勝手はいまひとつですが、とても読みやすい表示です。
UT-PB1
↑『ブラウザー』アプリからYouTube動画の再生も可能。テレビを手がけるメーカーだけにここらへんの表示もキレイ。タブレットのデザインもこうしてみるとテレビっぽい?

楽天の電子書籍ストア『Raboo』のラインナップがどうなるのか? Wi-Fiでの書籍のダウンロードスピードは? 他のファイル形式や書籍ストアへの対応は? など気になることはまだまだありますが、そのへんはサービスインを待ちたいと思います。

『UT-PB1』
パナソニック
●直販価格 3万4800円

電子書籍タブレット「UT-PB1」公式サイト

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